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デノンがネットワークプレーヤーなどエントリー向けHi-Fiオーディオを発表

2018年07月09日 11時00分更新

 デノンは7月9日、Hi-Fiオーディオのエントリーモデル3製品を発表した。プリメインアンプとネットワークプレーヤー、CDプレーヤーとなる。

 3機種ともにアナログオーディオ回路には上位機種で用いられているカスタムコンデンサーを採用。エントリーモデルながら、同社のフラッグシップ製品である「SX1」シリーズの流れをくむパーツを多数使用している。

 さらにリブ入りのフット(足)の採用やトップカバーを従来製品より厚くすることで、それぞれ振動に強い筐体を実現した。

ハイレゾ音源対応のプリメインアンプ
「PMA-800NE」

「PMA-800NE」

「PMA-800NE」

 8月中旬発売予定の「PMA-800NE」(希望小売価格は税抜7万円前後)は、一般的なトランジスタの3倍のピーク電流供給が可能なHC(高電流)トランジスタを採用。性能にばらつきの出る多数の素子を並列駆動することなく、1ペアの素子のみで高電流を得ることで音のにごりを低減している。

PMA-800NEの内部

PMA-800NEの内部

左から、シールドされたデジタル基板、、フォノイコライザー基板

左から、シールドされたデジタル基板、大容量コンデンサー、フォノイコライザー基板

本体背面端子。デジタル入力を3系統搭載。アナログ端子は金メッキされている

本体背面端子。デジタル入力を3系統搭載。アナログ端子は金メッキされている

 増幅回路も回路と素子の数を減らして信号経路を短くシンプルにするハイゲインアンプ構成を採用。上位機種と同様にプリアンプでの増幅は行なわない構成となっている。

 デジタル入力は192kHz/24bitの信号に対応。入力部の基板を金属ケースでシールドすることで、ノイズを外に出さない造りでほかの回路への影響を抑えている。

 さらに、アナログ入力時はデジタル入力の給電を断つことで高周波ノイズの発生を抑える「アナログモード」も利用できる。

 アナログ部はMM/MC対応のフォノイコライザーを搭載し、アナログレコードプレーヤーの接続にも対応する。

最新のAirPlay 2に対応するネットワークプレーヤー
「DNP-800NE」

「DNP-800NE」

「DNP-800NE」

 9月中旬発売予定の「DNP-800NE」(希望小売価格は税抜6万円前後)は、同社のワイヤレスオーディオ技術「HEOS」に対応したネットワークプレーヤー。

 NASなどに保存された音源の再生はもちろん、SpotifyやAmazon Musicといった音楽ストリーミングサービスの受信、インターネットラジオの聴取、他のHEOS対応製品への音楽配信などができる。

 本機は無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)とBluetooth(コーデックはSBCのみ)が利用可能で、最新の「AirPlay 2」にも対応している。

DNP-800NEの内部

DNP-800NEの内部

背面端子。アナログ出力は通常のものと(アプリなどからの)可変出力に対応するものの2つを搭載する

背面端子。アナログ出力は通常のものと(アプリなどからの)可変出力に対応するものの2つを搭載する

 D/Aコンバーターには上位機種で採用されている「PCM1795」を採用。音源は192kHz/24bitまでに対応し、さらにDSD(5.6MHzまで)の再生も可能だ。

 加えて、アップサンプリング&ビット拡張機能の「Advanced AL32 Processing Plus」を搭載しており、44.1kHz/16bitのPCM音源であれば705.6kHz/32bitまで拡張できる。

 このほか、ヘッドフォンアンプ機能も搭載。3段階のゲイン切り替えが可能だ。

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