「レインボーシックス シージ」の起動時間が最大約31秒高速に!PS4 ProよりもPS4の方が効果アリ
PlayStation 4(PS4)とPlayStation 4 Pro(PS4 Pro)の内蔵HDDの容量は最大で1TB。1TBと聞くと、十分だと思う人もいるかと思うが、PS4の場合たとえパッケージを買ってもソフトのインストールは行なわれるため、どんどん内蔵ストレージの容量は削られていく。
さらに、アップデートによりデータが肥大化したり、ゲームのプレイ動画を録画、スクリーンショットを保存していと、すぐに容量不足に陥ることになる。
そこで、オススメしたいのがHDDよりも高速なSeagateのSSHD「FireCuda」だ。FireCuda「ST2000LX001」は容量2TB。PS4最大の倍容量となり、実売価格1万5000円前後とコスパも良く、サイズがPS4&PS4 Pro用のHDDと同じく2.5インチなため、換装に最適な製品となっている。
SSHDは、SSDなどで使用されている高速MLC NANDフラッシュメモリーをキャッシュとして使用することで、使用頻度の高いファイルをキャッシュに保存。キャッシュにアクセスする頻度が高まれば、そのぶん読み込み速度が速くなるわけだ。
またSeagateは、自己学習型ソフトウェア・アルゴリズム「Adaptive Memory技術」により、データの使用を動的に監視。どのデータをキャッシュにコピーするべきかを判断し、効果的に処理速度が速くなるよう調整しているという。
そのため、ゲームごとに効果的なシーンが異なり、ゲームによっては効果が薄い場合もある。そこで、本連載記事ではPS4 ProとPS4を使用し、ゲームを変えて標準のHDDとの速度の違いを、定期的にチェックしていく。
PS4 Proは、ストレージの接続インターフェースであるSerial ATA(SATA)が、PS4の3Gbpsから6Gbpsに向上している。そのため、搭載された標準HDDは同じものだが速度に違いが出る。そのため、PS4 ProとPS4どちらも計測し、その結果を掲載していきたい。
PS4 ProとPS4の換装方法の詳細は、関連記事を参照して欲しい。
「レインボーシックス シージ」で実測
起動時間が約31秒高速に!
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第3回の検証は、2015年12月に発売された「レインボーシックスシージ」だ。多国籍特殊部隊「レインボー」の対テロ作戦を描くトム・クランシー原作のシリーズで、今回は包囲作戦(シージ)をテーマにしたゲームになっている。発売からすでに2年半が経過しているが、全世界のプレイヤー数は3000万人を超え、新コンテンツも追加され続けており、まだまだ楽しめるゲームとなっている。
今回の計測では2018年版のバージョン1.49を使用。ファイルサイズは46.96GB。ゲームを起動してタイトル画面が表示されるまでの「起動時間」と、タイトル画面からメニューが表示されるまでの「メニュー表示時間」、ゲームを選択してプレイ開始できる状態(ムービーをキャンセルできるまで)までの「ゲームロード時間」の3つを計測した。
プレイできるゲームは、1人でブレイするシチュエーションモードやオンラインでのマルチプレイモード、テロハントモードなどさまざまな形態で楽しめるが、計測したのはシチュエーションモードの「03 重要ターゲット」。標準HDDではムービーをキャンセルできずロードに時間がかかるゲームだ。今回もPS4とPS4 Proの両方で、標準搭載のHDDとFireCuda「ST2000LX001」に換装した場合の2パターンで計測を行なった。
結果は起動からゲームプレイするまでのトータルの時間でPS4の場合は約31秒、PS4 Proの場合は約25秒高速化した。特に大きくゲインできるのがゲームのロード時間。失敗すると何度もリトライすることになるので、ここの速度改善はかなり大きい。なお、よく使うファイルをキャッシュに保存するSSHDの特徴から、何度かプレイしないと効果が現れないこともある。
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