湯切りの際にスープを作る北海道の知恵
―― ともかく湯切りをしようと思うんですが、ここでジサトラショータはカードを切ってくると。
ショ そんな大げさな話じゃないんですけど。ぼくは、鶏ガラスープの素を用意しました。
八尋 えっ、何で? ペヤングの中に入れるの?
ショ 北海道で一番メジャーなカップ焼きそばは「やきそば弁当」なんです。粉末スープが付いていて、麺の湯戻しで使った熱湯で作るんですけど……ペヤングにはスープがないので、これをあらかじめ用意して作ってみます。合間合間に飲むことで、大量のペヤングでも食べやすくなると考えています。
八尋 ああ、湯切りのお湯で作るのか。九州にはやきそば弁当がなかったから、新鮮な発想だ。鶏ガラじゃないとダメなの?
ショ いや、コンソメでもなんでもよいと思いますよ。とにかくスープがあることが、道民にとっては大事なんで。「焼きそばの匂いがするお湯でスープを作るなんて!」と本州以南の人はあーだこーだ言うようですけれども、ふざけた話ですよ。ふざけたロスタイムですよ。
八尋 ついに、ショータまでサッカーネタを挟むようになってきたな……。
―― そういえば、「ロスタイム」って、いつの間にか「アディショナルタイム」になりましたよね。
八尋 そこは拾わなくていいから!
ショ どうでもいいですけど、湯戻しに使うお湯の量がめっちゃくちゃあるから、大量にスープが作れますね。
―― たぶん、GIGAMAXが1つあれば、10人分くらい作れると思いますよ。作ってみます? 新商品の試飲会みたいな光景になりますけど。
ショ それはそれでおかしいでしょ。いきなりスープだけ渡されて「飲め」と言われてもキツイだろうし。残りのお湯は普通に給湯室で捨てます。
ソース、スパイス、ふりかけは
とにかく手早く混ぜることが肝心
―― 次はソースとスパイス&ふりかけを入れていくんですが、これは実体験から言うんですけど、とにかく手早くやったほうがいいです。冷めるだけじゃなくて、麺が伸びるので。
八尋 湯切りも面倒だったのに、とことん、作るのが大変だなあ。
ショ 混ぜるだけでも一苦労するから、食べられるようになったころには若干疲れてますよ。とにかくカロリーを消費する。まあ、2000kcal以上をそのあとに摂取するんですけど……。
八尋 あらためて、ソースとかやくの量から考えると、スパイスとふりかけのサイズが普通なのはちょっと気になる。
―― でも、前に食べたときはそんなに気にならなかったんですよね。どうしてだろう。そこのテイストは重要じゃないってことなのかな。
ショ そんなことないでしょう。まるか食品さんが一生懸命考えたんだから。
八尋 そこにこだわりがあるなら、なおさら、スパイスとふりかけも大きくするべきじゃないの?
ショ もうやめましょう……。ここで言い争っていても結論は出ないから。
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