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ハリウッドの日本人監督、日本映画黄金期作るために支援募集

2018年06月18日 14時00分更新

『MAKHALISS』

 コーストビジョンは6月4日、新作短編映画『MAKHALISS(マカリス)』製作のためにクラウドファンディングを開始した。カンヌ国際映画祭など、世界各国の映画祭に出展経験がある山本康士監督が「Second New Wave of Japanese Cinema:第2次日本映画黄金期を引き起こし、日本映画の現状を打破しよう」とし、支援を求めているとのこと。期間は7月23日の23時59分まで。目標金額は300万円で、支援コースは4000円〜150万円。

 『MAKHALISS』は、余命わずかな少女の母に対する残酷であり美しい愛の形、日本人特有の死生観を死神マカリスの目線から描くという。従来の日本にはほぼ存在しないダークファンタジーというジャンルに挑戦する、意欲作とのこと。死神マカリス役はアメリカでオーディションを実施し、アメリカ人女優をキャスティングする予定。そのほか、キャストは日本人をキャスティングするとしている。山本康士監督と關根靖亭カメラマンがハリウッド仕込みの技術で、海外テイストのクオリティーの高い映像と演出を駆使して製作するとのこと。

『MAKHALISS』コンセプトポスター

 『MAKHALISS』を世界に通用するレベルの作品に仕上げ、日本映画を盛り上げるきっかけを作るとしている。充分な支援を得られれば、世界中で話題を呼べる斬新で革命的な映画になり、山本監督が次は長編映画へとステップアップするきっかけになるという。アメリカでハイレベルな映像技法を学び、世界のトップを常に意識しているとする山本監督や關根カメラマンだからこそ「良質な映画の基準」レベルの高い映画を作り、日本映画のクオリティーの基準を上げられるとしている。日本映画全体のレベルが上がれば、「見たいと思える映画が上映してない」現状を打破できると意気込む。

山本康士監督

 普通の日本映画ではなく、『ロスト・イン・トランスレーション』や『バベル』のように、海外映画を日本で撮影したような海外テイストの作風になるという。『MAKHALISS』は、日本映画黄金期の作品のような中身の濃いストーリー、複雑な心理描写、誰もが共感できる人間性に関するテーマを兼ね備えているとのこと。今の日本映画に物足りなさを感じており、海外のミニシアター系映画を好んでいる映画ファンに『MAKHALISS』は最高の映画体験になるとしている。


※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと実施されます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。


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