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Ryzen 7&B350のコスパPCが脱“Sandyおじさん”に最適なワケ

Ryzen 7 2700XとGTX 1080の組み合わせが武器な「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」。マウスコンピューターの直販サイトで税別17万4800円で販売中だ。

“Sandyで十分おじさん”は「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」のコスパに驚くがいい!

 PC全体をリプレースしなければならないようなOSやアプリのアップデートは、今では全く見られなくなった。今普及しているPCの基本性能が上がったせいだが、ハイエンド機の役目はなくなったかと言うとそうでもない。動画編集や高画質&高解像度のゲームプレイなど、コアな楽しみ方をしようとすればPCのスペックはいくらあっても足りない。

 しかし、ハイエンドPCは金のかけかたが難しい。一体どこまでが“リーズナブルな投資”で、どこからが“道楽”レベルなのか、はっきりしないところがある。だが今回紹介するマウスコンピューターの「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」は、税別17万4800円のマシンにして、8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」と、現行GPUでは群を抜いてコスパの高い「GeForce GTX 1080」を組み合わせた製品だ。

 PCの買い替えは、内閣府が4月9日に発表した「消費者動向調査」によると平均で7年。6~7年前から買い替えを行なっていない場合は性能がとても低く、OSもXP、Vistaと古くサポートが終了しているため、継続しての利用は大変危険だ。今回はこのNEXTGEAR-MICRO am540PA2がどの程度のパフォーマンスを秘めたものなのか、旧世代PC構成との比較を交えて紹介したい。

「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」の主なスペック
CPUAMD「Ryzen 7 2700X」(8コア/16スレッド、3.7~4.3GHz)
グラフィックスGeForce GTX 1080(8GB)
チップセットAMD B350(Micro ATX)
メモリー16GB(8GB×2 PC4-19200)
ストレージ1TB HDD(7200rpm SATA3)
インターフェースDisplayPort出力×3、DVI-D出力、USB3.1×2、USB3.0×5、USB2.0×2、ギガビットLANほか
サイズ/重量196(W)×430(D)×417(H)mm/約10.2kg
OSWindows 10 Home(64ビット)

メッシュ構造のケースによる高い冷却性能を実現

 NEXTGEAR-MICRO am540PA2はタワー型デスクトップだが、よりコンパクトなMicroATXをベースにしている。コンパクトさを追求すると冷却面で不利になりやすいが、本機はメッシュ構造をふんだんに取り入れたお馴染みのケースを使うを使うことで、これを見事に解決している。

MicroATXなので拡張スロット数は少ないが、背面にこれだけ端子類があれば拡張性に問題はないはずだ

内部は非常にスッキリ。CPUクーラーはインテル製CPUだと無骨なトップフロークーラーだが、本機はRyzen 7 2700Xなので市販品と同じ「Wraith Prism」クーラーが使われている通電時はCPUクーラーは鮮やかなレインボーカラーで発光する。静音性も結構高くてカッコ良いのは◎だ。

 CPUとグラボのセレクションは非の打ち所のないものだが、唯一気になるのが標準構成のストレージがHDDであること。7200回転のものが使われているとはいえ、OSやアプリの起動時間は長めだ。だがこれはBTOでSSDを追加すれば劇的に改善できる。プラス1万800円で256GBのNVMe SSDが組みこめるので、購入時はぜひSSDをプラスしていただきたい。

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