富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)は5月23日、事業方針および新スマホ「arrows Be F-04K」、新CMの発表会を開催した。4月からジャパン・イーエム・ソリューションズ(JEMS)とともにポラリス・キャピタル・グループの支援の下、事業再編を果たしたFCNTはドコモ向けの2018年夏スマホとして「arrows Be F-04K」を発表。発表会の冒頭には代表取締役社長の髙田克美氏が登壇。今後の事業方針を解説した。
髙田氏は「スマホが社会の中でさまざまなイノベーションを起こしている。人々の生活や社会の仕組みを変えてきている。我々は端末だけではなく、端末を起点としたあらゆるサービス、ソリューションを提供していきたい」とコメント。端末開発で培ったFCNTのコアテクノロジーを活用し、プロダクトとサービス、ソリューションの3つの事業ドメインを展開・拡大する方針を示した。
スマホなどのプロダクトは「いち早く指紋や虹彩認証を搭載してきた我々の強みはセキュリティー」と語る髙田氏。さらに近年はいちどスマホを購入すると3~4年使うユーザーが増えてきたとして、堅牢・耐久技術も引き続き向上させる。「arrows Be F-04K」は泡タイプのハンドソープ手洗いが可能。「我々の製品はすべて防水・防塵仕様。これを新しい特徴としてアピールしていく」(髙田氏)。
サービスではシニア向けのSNS「らくらくコミュニティ」の拡充とヘルスケアサービス「ララしあ」に注力していく。髙田氏は「高齢化が進む中で、患者数と医者の数のアンバランスさが問題になっていく。健康は大事な生活の要素になっていく」との見方を示す。
ソリューションビジネスではアライアンスパートナーと提携し、コネクテッド・ビークルや海外シニア市場、IoT市場に事業を拡大。NXPと戦略アライアンスパートナーとして連携し、開発支援や技術サポート、コンサルティングを通して新規市場を開拓する構えだ。
続いて5月25日にdocomo with対応機種として発売される「arrow Be F-04K」の紹介に移った。髙田氏は「ミドルレンジスマホでもカメラ性能が求められている」と語り、arrows Be F-04Kのカメラ性能を解説した。
続いて解説したのは「洗えるスマホ」という特徴と堅牢性に関して。髙田氏は「割れにくいというなら、それをユーザーに認められないといけない」と、画面が割れにくいarrows Be F-04Kの構造面を解説しつつ堅牢性に自信を示す。会場ではarrows Be F-04Kの落下および端末圧迫デモを実施し、新CM「割れない刑事」もお披露目された。
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