週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

握って操作するスマホの廉価版「HTC U11 life」は万能選手

2018年04月30日 15時00分更新

話題のスマホ4機種をチョイス!
スマホ総研の3人でクロスレビュー

 アスキースマホ総研のドロイドさん、スピーディー末岡、ミナミダの3人が今年の春に発売されたスマートフォンを5段階評価でクロスレビュー! 登場するスマホはミドルハイクラスの「HTC U11 life」(SIMフリー)、「Android One S4」(Y!mobile)、「CAT S41」(SIMフリー)、「AQUOS R Compact」(au)の4台。

 第1回に登場するスマホは「HTC U11 life」。au/ソフトバンクのほか、SIMフリーでもリリースされた「HTC U11」の廉価版という位置付け。主なスペックは、ディスプレーが5.2型液晶(1080×1920ドット)、SoCがSnapdragon 630(2.2GHz+1.8GHz、オクタコア)、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GB、カメラはインとアウトともに1600万画素。

「HTC U11 life」

 そのほか、バッテリー容量2600mAh、OSはAndroid 8.0を搭載。IPX7/IP6Xの防水・防塵、おサイフケータイにも対応する。独自機能は、本体下部を握ってカメラのシャッターを切るなど操作ができる「エッジ・センス」、ユーザーの利用履歴を学習して適切な情報を表示する独自AI「HTC センス・コンパニオン」など。

 なお、記事掲載時点では楽天モバイルのセット販売のみとなっている。価格は税抜3万9800円で、2年/3年契約でキャッシュバックもあり。

握っての操作が新感覚!
「HTC U11 life」

スペックは問題なし! 販路拡大に期待
スマホ総研リーダー ドロイドさん

評価:★★★★☆

 HTC U11とイメージが共通のリキッド・サーフェスのデザインを採用していますが、こちらは実際に手に取った瞬間にハッキリと感じるプラスチッキーな印象で、正直高級感はなし。ただ余計なケチを付けてしまう部分はそこだけで、スペック的にもこの価格帯のミドルハイクラスの端末としては十分なものだし、HTCらしいUIも好印象。そしてなにより防水・防塵におサイフケータイにも対応しており、さらに3波のキャリアアグリゲーションやドコモのVoLTEも利用可能だった。端末を握って操作する「エッジ・センス」もなかなかに楽しい。SIMフリースマホの中ではオススメ度合いは最上位クラスの1台なので、楽天モバイル以外のMVNOや単体での販売も期待したいなーと。

値段相応なチープ感はあるものの総合力アリ
主席研究員 スピーディー末岡

評価:★★★★☆

 Y!mobileの「Android One X2」のベースモデル。HTC U11は背面パネルがかなり高級感あるものだったが、HTC U11 lifeはアクリルでコストダウンしてるな~というのがハッキリわかるので、チープな印象。だがリキッドサーフェスデザインのおかげか、近くで見ないとそんなに(U11との)違いがわからないし、重さも142gと軽くなっている(U11は約170g)。スペック的にもなんら問題ない。ミドルハイクラスなのでヘビーに使うなら当然ハイエンドにはかなわないものの、握って操作するエッジ・センスを継承しているし、ヌルヌル動くUIは気持ちイイ。指の追従性も悪くない。カメラもほとんどU11と変わらないので、写真も綺麗(インカメラは微妙)。

 ハイエンドのU11は相応に高額な端末なので(約7万円)、その半額ほどの値段でこのクオリティーのスマホが購入できるなら、明らかにアリだろう。もっと販路を増やしてほしいが。HTCらしく、総合力の高いスマホ。個人的に、唯一の欠点はイヤホンジャックがないことくらい。

国内メーカースマホからの乗り換えもラク
研究員 ミナミダ

評価:★★★★☆

 スナドラ630搭載のミドルレンジスマホながら、メモリー4GB+フルHD解像度液晶を搭載。薄く軽く、さらに防水・防塵とおサイフケータイにも対応。国産スマホからの乗り換えでも不安を覚えることはないだろう。個人的には指紋センサーが前面にあり、その左右にタッチセンサーがある操作系は非常に扱いやすかった。握ってカメラ起動や受話操作が行なえる「エッジ・センス」は、U11では設定を変更しても起動に握力が必要だったが、U11 liteは横幅が3mm狭いためか軽く操作しやすかった。

 1600万画素のインカメラや、ノイズキャンセル対応のUSB Type-Cのハイレゾイヤフォンが同梱されるなど、事前にスキのない製品。楽天モバイルの一括払いで4万2984円と決して安くはないが、初めてのSIMフリースマホとして安心してオススメできる1台。

HTC「HTC U11 life」の主なスペック
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約73×149×8.1mm
重量 約142g
CPU Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部メモリー microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.0
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:約1600万画素
/イン:約1600万画素
防水/防塵 IPX7/IP6X
バッテリー容量 2600mAh
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
カラバリ ブリリアント ブラック、サファイア ブルー、アイス ホワイト

私たちがレビューしました!

アスキースマホ総研リーダー ドロイドさん。スペックに載らない細かい話が好き

主席研究員 スピーディー末岡。スペックの数値が大好きスペック厨

新米研究員 ミナミダ。小型端末と肌色多めの美少女ゲームが大好物

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事