音場調整も自動でできる
クロスオーバーの設定。スピーカーが小型の場合、クロスオーバーを設定して、サブウーファーで低音を補助することも可能
距離の設定。手動では実際にスピーカーの距離を測って数値を入力するが、自動音場補正機能を使えば、自動で測定してくれる
スピーカーの音量レベル。各チャンネルのスピーカーからの音量が同じになるように調整していく。これも自動音場補正機能で自動測定が可能
記事掲載当初、キャプションに誤字がありました。お詫びして訂正いたします(2018年5月7日)
あとは、一般的なAVアンプのスピーカー設定と同じように、クロスオーバー設定や距離、音量レベルなどを調整すれば準備は完了だ。
これらのセットアップは音場補正機能の「AccuEQ」により自動調整が可能。スピーカーの設置と接続が完了したら、付属のマイクを接続してAccuEQを実行すればいい。
これならば、AVアンプをはじめて使う人でも簡単に設定できるし、各スピーカーの位置を左右対称にするなど、理想的な設置ができない場合でも、部屋の音響特性に合わせて最適な調整をすることができる。
イネーブルドスピーカーの設定。まずはスピーカーから天井までの高さを実測して入力する。これは自動音場補正機能では測定されないので注意
イネーブルドスピーカーを使う場合に有効な機能を備えているのもTX-L50の大きな特徴だ。イネーブルドスピーカーは天井の反射を利用するため、スピーカー自身から出る音と、天井を反射して聴こえる音のずれが生じやすい。
これを補正するのが「AccuReflex」。反射による音の遅れなどを調整し、あたかも天井にスピーカーを設置したかのような音を再現できる機能だ。
イネーブルドスピーカーから天井までの高さを実測して入力する必要はあるが、決して大きな手間ではないし、しかもその効果はなかなかのもの。
各スピーカーの音色の違いや、部屋の環境による音質を調整するための「イコライザ設定」もある。各チャンネルごとに音質の微調整が可能だ
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