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週刊アスキー1176号「GWインドア快適生活術」より:

アップル製品で横山三国志読み比べ

2018年05月01日 19時00分更新

 アスキーの盛田 諒(35)です、こんにちは。みなさん連休はいかがおすごしですか。わたしは横山光輝『三国志』全巻を電子版で読破する予定です。本日は週刊アスキーNo.1176「特集・GWインドア快適生活術」(5月1日発売)の記事を特別公開。特集では他にも連休を楽しむ方法が満載です。ではどうぞ。

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横山三国志が読めるのはeBookJapanだけ

電子版『三国志』はeBookJapanで発売中。全巻1万9440円。コミックスより安い

 連休は横山光輝の『三国志』電子版を読む。経済紙の車内広告「電子の版」にやられて新聞でなく三国志を全巻買ってしまった。せっかくなのでiPad mini 4、iPad、MacBookで読み比べてみる。アップル製品で三国志を読むときの参考にしてほしい。ちなみに電子版の横山三国志を売っているのはeBookJapanだけでアマゾンキンドル版はない。アマゾンFire HD 8タブレットを買おうかとも思ったが、アプリが非対応というサグい事情で見送った。

iPadは見開き9割サイズ

コミックスとサイズがぴったり。アップルは三国志のために製品を開発していることがよくわかる

 まずサイズ。横山三国志は新書判の「希望コミックス」が標準サイズ。7.9型のiPad mini 4は1ページ表示でほぼ原寸、見開きはやや厳しい。9.7型のiPad(第6世代)は見開き縮尺90%程度になるがふつうに読めた。12型のMacBookは見開きほぼ原寸だ。見開きで読みたいときは9.7型以上がほしい。

mini 4は2冊分の重さ

iPad mini4は片手で1ページ、無印iPadは両手で2ページを読む。無印は漫画本としては重い

 次は重量。296g(実測)のiPad mini 4は片手持ち可、コミックス55巻が168gなので2冊程度の軽さだった。電車の吊り革につかまっていても読みやすい。iPadは466g、片手持ちには重すぎるので両手で持つか置いて読む感じ。MacBookは926g、机かひざに乗せて読むことになる。外で使うならmini 4だ。

解像度はRetinaなら余裕

 ディスプレーはどれもDPIの高いRetinaなのでルビまで読みやすい。他社のタブレットで読むにもWQXGA解像度(2560×1600ドット)くらいは欲しい。ファーウェイの「MediaPad M3」(8.4型)は実勢3万円程度と安くてよさげだ。ちなみにアマゾンで探したところ日本で使ってはいけない端末が出てきてしまった。

モバイル機はいいね

 比べてみるとiPad mini 4はやはりいいものだった。アップルも電車で三国志を読みたくて開発したに違いない。SDカードを使って容量が増やせたら最高だった。2015年からアップデートがないのも怖いが(そういえばXperia Z4 Tabletも2015年発売だ)。新しいiPadもペンで劉備や曹操を模写できて便利だ。ゴールデンウィークとアップル製品は横山三国志のためにある。


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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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