週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

DITAが開発した双子の高級イヤフォンTwins「Fealty」「Fidelity」

2018年04月23日 11時00分更新

 アユートは、シンガポールのブランドDITA Audioが開発した新イヤフォンTwinsシリーズの2モデル「Fealy」(フィールティー)と「Fidelity」(フィディリティ)を国内販売する。発売は5月下旬。価格はオープンプライスで、直販サイト「アキハバラ e市場」での価格は13万9980円。

Fidelity

Fealty

 ベースの設計は同じで音のチューニングを変えた双子的な位置づけのモデルだ。形状は同じで色が異なる。精巧に加工したアルミ合金製ボディシャーシに、直径10mmのシングルダイナミック型ドライバーを搭載している。

 新開発の「デュアル・マテリアル・コンポジット・ドライバー」は、振動板にPET(ポリエチレンテレフタレート)とPEN(ポリエチレンナフタレート)の混合素材を採用。2つの素材の混合比率を変更し、個性の異なる音を出しているとのこと。Fealtyは低域を重視したリスニング寄りのチューニング、Fidelityは高域が伸びてメリハリ感が聴いたモニター寄りのサウンドとなる。

 インピーダンスは16Ω、再生周波数帯域は18Hz~25kHz、出力音圧レベルは95dB/mW(±1dB、1kHz)。

 ハウジングはFEA(有限要素解析)やシミュレーションを導入して設計したもの。最適なエアーフローやダンピングコントロールをする「チューンド・アコースティック・チャンバー」と命名している。素材は航空宇宙グレードの6061-T6アルミブロックで、これをCNC旋盤を使って削り出している。

 独自開発の「The Fatケーブル」は、クリアで忠実な信号伝送、タッチノイズの抑制、柔軟性や絡みにくさ、耐久性/耐候性の高さを持つという。ロック機構「Slot-Lock」を装備した2pin端子で交換が可能。プラグ部はネジのように回して取り外れる「Awesome」コネクターとなっており、一般的な3.5mm3極のほか、付属の2.5mm4極バランス、別売の4.4mm5極、3.5mm4極などが選べる。

 イヤーピースはファイナルオーディオ製Eタイプで5サイズ(SS/S/M/L/XL)が付属する。

Fealty

Fidelity

 ダイナミック型ドライバーの搭載にこだわっているDITAの製品だが、Answerから始まった一連のシリーズはフラッグシップのDreamで完結している。Twinsはその次を担うシリーズだ。従来機種のコンセプトと特徴を継承しつつ、個性的な音質を持つ点に注目したい。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります