結局ネットって人と話すための場所だったな……
── そのあと急にインターネットが進化し始めますね。「Gmail」は典型。2003年ごろ。
すーさん 「そうだ、最初は招待性でしたよね」
まっちゃん 「Hotmailは?」
クマさん 「あれはもっと古い。招待制でもなかったはず」
クマさん 「当時印象的だったのは、三陸はるか沖地震のとき。知り合いに連絡取りたいけど分からない。でもネットはつながってるぞ! とりあえずログインしたら「いたーー! 大丈夫って?」となって。ラグナロクオンライン。忘れられないな」
すーさん 「同じ経験した。ウルティマオンラインの店長が東海村の知り合いにネットで連絡を取っていた」
まっちゃん 「なんでみんな行動が一緒なんだよ」
クマさん 「なんでここいるのって聞いたら、ここならみんなにつながると思ってって言ってたよ。電話よりも災害に強いんだっていうのを感じた瞬間。それとMMOって、日本全国いろんな場所でプレーしているから、地震の時にラグが出るんだよね。ここで初めてリアルとネットの違いを意識できた。面白かったな」
フジヤン 「災害伝言板の役割をすでに果たしていたんだね」
すーさん 「ネットはログインしているかどうかすぐわかるのもいい。そういえばICQを使い始めたときも、ログインしてすぐに通知が来ていいと思ったんだけど。そのうちみんなが飽きて、不在ばかりでさみしくなった。ICQ、あの音が特徴的だよね。ちょっとうざい感じの」
── そうこういううちに時間になりました。しかし落としどころがない(苦笑)。でもやっぱりインターネットってコミュニケーションだよなって思います。
クマさん 「次に期待するとしたら、VRでセカンドライフとか。ビットコインとか。WCJ(WORLDS CHAT)のチャットをVRでやり直したらいいのに。これ、アバターが空間に下りてきて、コミュニケーションをとるだけのものだけど、当時未来が来たと思えたもん。その一方で、新しいアーキテクチャーが出てくると一度過去の技術に先祖返りして作り直される感じがある」
すーさん 「よく考えてみると、何をやっているかと言えば、結局チャットなんだよね。草の根BBSでもそうだったし、MMO RPGもそう。確かに次はVRかもしれない。それでもインターネットのキラーコンテンツはやっぱり会話だよね。似たような機能やアイデアは昔からあったけど、それが繰り返されて、洗練されていく気がしますね」
クマさん 「そして、イノベーターに課せられた試練は、あのゴーグルをつけたまま街を歩けるかだな」
── ということで時間になりました。今回もありがとうございました!! 最後駆け足になりましたが、広がったな~って感じですね。
まっちゃん 「僕らにとってはいつも通り」
クマさん 「実は今回ネタになるかなと思ってこれ持ってきた」
── を~~。次はそっち方面でもやってみたいですね。
まっちゃん 「何々、第3弾あるの??」
── どうでしょう。読者の皆さん、また機会があったらお会いしましょう!!
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