手打ちのHTML制作、互換性に悩まされた時代
天の声 「サイトと言えば、わたし1995年ごろからインターネットのサイトを作ってましたよ。最初は手打ちですよ。手書きでバリバリ書いてましたね。アップル純正のノートパッドで。ブラウザーに表示してテキストに効果が付くみたいなのが新鮮で。プログラミングしてるみたいじゃないですか」
── PageMillとかホームページビルダーとかじゃなくて。
クマさん 「当時はへんなタグが付いたりしたから、結局手打ちのがいいやってなってましたね」
── そういえばマイクロソフトのもありましたよね……何でしたっけ?
クマさん 「え~っと、FrontPage?」
一同 「そうだ、それそれ」
天の声 「2014年4月にサポート終了」
クマさん 「意外と最近まであったんだね!」
天の声 「1998~99年ぐらいに制作会社でやってたけど、ブラウザーとの戦いでしたね。フレームにスクロールバーがでちゃったりとか。当時の制作はウェブサイトがどう正確に表示されるかばかりに注力していて、表現までいけてなかったよなって思います」
── ブラウザーと言えば、タブブラウザー。Sleipnirとか。
クマさん 「『Sleipnir』。ぼくは今でも『DonutP』を使ってますけど」
すーさん 「私はFirefox派」
フジヤン 「普通Chromeでしょう。ここはやっぱり異端児が多いな」
クマさん 「マウスジェスチャーに初めて出会って、その後、手が慣れちゃってダメ。Chromeとかもアドオンであるんだけど、ダイレクト感が違うね」
すーさん 「マウスジェスチャーね。あれ3ボタンマウスだと使い勝手いいけど、2ボタンだと微妙だな……」
クマさん 「タブブラウザーはやっぱり偉大だな。変なサイト行くといっぱい画面がドドドド……っていかがわしいサイトが大量に開いてたもんね」
すーさん 「メモリーがなくなるまでね」
まっちゃん 「そして2000年が過ぎて、ようやく私もインターネットを使い始める(笑)。今はブログとかSNSとか定型のレイアウトの上に情報が載るけど、当時はサイトのバリエーションも豊富でしたね」
マウスカーソルに合わせて見つめる目玉や付いてくる虫など
── 当時あって、いま使わない機能も多い。
クマさん 「それこそフレームがそうだし、クリッカブルマップとか? あとはマウスを追いかけて花びらとか虫がおっかけてくるやつとか」
フジヤン 「あれっ!? でもクリッカブルマップ最近使った。バナーで場所ごとに置く位置を」
天の声 「プラグインという言葉もあまり聞かなくなった」
フジヤン 「標準のブラウザーだけで完結してるもんな」
天の声 「JavaScriptのオンオフもしないですね」
── 右クリック禁止とか。でもあれ、あんまり意味ないですよね。
まっちゃん 「えっそうなの?」
フジヤン 「検索して調べればすぐわかるだろう」
週刊アスキーの最新情報を購読しよう