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ブラウザーが箱で売ってたって知ってた?

これもオヤジホイホイ!! ドスパラ中古PC担当者と語る、懐かしのインターネット時代

2018年04月08日 17時00分更新

Windows 95が発売されて、インターネットの時代が到来

── 世間で本格的にインターネットを使うようになったのは、ウィンドウズ95の登場後。1996年ごろからですかね。Internet Explorerも最初は標準ではなかったけどね。

フジヤン 「OSR2からですね。それより前はMicrosoft Plusを買わないとダメだった」

すーさん 「これはウィンドウズと一緒に使うと便利そうなソフトが集まったパッケージだね」

ちなみにMicorosoft PlusはWindows 98やそれ以降のウィンドウズ向けにも出ました……。

── そういう意味ではブラウザーも別売。パソコン買ってきてもインターネットにつなぐ環境はなし……という状態なので、やってない人から見れば、つなげられるだけで「こいつはスゴイ」って言われたりしたぐらい。

クマさん 「プロトコルという概念を認識する瞬間だったな」

フジヤン 「最初はTCP/IPもなかったからね」

まっちゃん 「こういう話を聞くと『苦労した人のほうが知識が残るんだな』と思う」

すーさん 「まさしくそれ!! ネットワークレイヤーってあるじゃない。7層あるけど、ふとした瞬間にこれ覚えているのに気づいて、自分でもビックリした。頭文字が『あぷせとねでぶ』ね」

アクセスカウンター、そしてフレームレイアウト

── 当時のウェブサイトってどんなでしたっけ? アクセスカウンターとか、意味もなくある区切り線だったり、フレームで分かれてたりとか。懐かしすぎる。

クマさん 「フレームで分けて、テーブルが崩れているサイトよくあったな」

まっちゃん 「なんだ、フレームって??」

フジヤン 「サイドメニュー、上メニュー、メインコンテンツみたいな、感じで分かれてるウェブサイトだよ」

クマさん 「いまはカラムって概念になってるのかな。ブラウザーの画面を分割して、それぞれに別のHTMLを読み込める。例えば左にリンクを並べて置いて、クリックしたら右側にリンク先を表示するようにすれば疑似的なメニューを作れるわけ。一時期、流行った」

── そういうサイトって今もありますか?

天の声 「探してるけど見つからないですね」

── その直後にやたらと飾り立てるのが流行りましたね。Shockwaveとかね。

クマさん 「あ~。文字装飾系ではなく?『侍魂』のようなテキストサイトとか思い出すな」

すーさん 「あれ面白かったね」

まっちゃん「聞いたことないよ」

クマさん 「『●●●菌!!』っていうサイトもあったな。……あ!! まだ残ってるじゃん!!」

── 文字化けしてる……。

フジヤン 「最近はめったに遭遇しないけど、当時はメールでもサイトでもよくあった」

── メールの件名に日本語を入れると届かないなんて時代もありましたしね。

すーさん 「でかい添付ファイルは分割したりとかね」

── HTMLメールも怒られましたね。「文字に色を付けたりとか、大きくしたりとかできて便利でしょ」ってマイクロソフトは言ってたけど。

すーさん 「そう、Outlookを起動したらまず最初にやるのが、HTMLメールを送らない設定にすること」

まっちゃん 「なんか虚しいな」

バーチャル ユーチューバーの発想は新しくない!!

すーさん 「サイトで思い出したけど『ちゆ12歳』ってありましたよね……。今で言うところの“バーチャル ユーチューバー”じゃないですか」

天の声 「もしかしてこのサイトですか? ……あっこれこそ、フレームレイアウトじゃないですか!!」

すーさん 「マジで? あれっ!? でもこれ更新されているし、最近のサイトじゃないの? ていうかバーチャル ユーチューバーとして復活してるじゃないかっ!!」

クマさん 「中を見てみるとさ、黎明期のインターネットだなって感じるよね。なんというか見てるサイトによって情報の濃さがいい具合に偏っているというかさ。この当時は自分の感性に合うサイトを見つけるのが楽しかったかな」

フジヤン 「この当時、サイト開設して書いている人なんて濃い人ばっかりでしたからね。書かれる内容も推して知るべしですよ」

すーさん 「そもそもパソコン使って、つないでるわけですから、その段階でハードルを1個超えないといけない」

フジヤン 「ある意味、読むほうも書く方も訓練されてるというか」

すーさん 「僕がよくチェックしてたのはMMO RPGの情報かな。特に次のアップデートで何が来るかの予想とかかな。ほら外すと大変だからさ」

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