アナログ版や新作など、夢が膨らむ
イベントの最後、麻倉氏はUAレコードの今後の展開を語った。今回配信が開始されたハイレゾ版は192kHz/24bitだが、最初の計画ではDSD 11.2MHzも予定していたという。
また麻倉氏は「資金的なめどが付いたら」としながらも、レコード盤の制作構想を披露。デジタル版と同時収録していたという76cm/秒で2インチ幅の24トラックマスターテープを使い、完全アナログでレコードを製作したいとしていた。
そのほかMQA版やカセットテープリリースの可能性にも言及しつつ、年1回くらいのペースで新作を出したいとイベントを締めくくった。
「STUDER『A800』で録った24chのアナログを2chにまとめるには、もう1台アナログテープレコーダー用意しないといけません。なかなか大変ですが、これをやってアナログのマスターが出来たらビニールに、それを基にDSD 11.2MHzをやろうかと考えています。MQAなど最新のフォーマットも色々出てきていますし、最近はカセットも意外と人気です。基が良ければ色々できるので、また対応して皆様にお届けしたいです。
今後はどうなるか分かりませんが、UAレコードとしては年1回くらいのペースで新作を出していきたいですね。今年もあと2つくらいは欲しいところです。こういった発表会もまた適宜実施していきたいと思っています」(麻倉氏)
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