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IIJ、IoT向けモバイルデータ通信サービスを開始

2018年03月15日 18時30分更新

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月15日、フルMVNOとして新しいモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」を提供開始すると発表した。

 法人向けに、利用形態に応じた多彩なプランを提供し、IoTなど特定用途に対して回線の効率化を実現する。

 IIJモバイルサービス/タイプIでは、SIMの状態を開通(アクティブ)と中断(サスペンド)に設定する「SIMライフサイクル管理」を提供。利用者や管理者は任意でアクティブに設定でき、アクティブ後にサスペンドに戻せる。SIMの月額通信費用は、アクティブにする前は無料。サスペンド時は費用を低減でき、さまざまなIoT製品の製造工程から出荷後にわたり、SIMの状態を自由に制御可能。また、在庫期間中に不要・不正な利用ができないよう回線を停止することもできる。

 1回線ごとにデータ通信量を設定する定額プランと、データ通信量を契約回線全体で共有するパケットシェアプランを用意する。両プラン共通して、初期費用は3000円(1回線)。月額料金はSIM基本費用がアクティブ回線で200円、サスペンド(非アクティブ)回線で30円、ネットワークタイプ費用はNATが0円、グローバルIPv4動的が200円、グローバルIPv4固定が800円、上り優先オプションが2700円。

 通信量は定額プランが10GBで3200円、15GBで3900円、20GBで4400円、30GBで6600円、50GBで1万500円。パケットシェアプランがパケットパックAが1GBあたり500円、パケットパックBが1GBあたり550円、パケットパックCが1GBあたり500円。最低利用期間は1ヵ月。

 また、4月2日から訪日外国人向けにフルMVNOのプリペイド型SIM「Japan Travel SIM」1.5GBと3GBを提供する。

 Japan Travel SIMは、あらかじめ高速通信用のデータ通信量が含まれたプリペイド型のSIMカード入りパッケージ。SIMロックフリー端末やWi-FiルータにSIMカードを装着し本体の設定をするだけで、手軽にデータ通信ができる。Japan Travel SIMは2014年9月から提供していたが、これからはフルMVNOとして独自のSIMカードを発行し、1.5GBと3GBのデータ通信量の入ったパッケージを提供する。

 データ通信量は追加可、利用期間は初回通信日から30日、通信速度は788Mbps/50Mbps(4G/LTEエリア)、SIMカード種別はマルチサイズSIM(標準、micro、nanoに対応)、利用エリアは日本全国。販売価格はオープン。

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