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M Z-01Kレビュー 2回目

2画面スマホ「M Z-01K」の4つのモードを駆使すると可能性が広がる

2018年03月16日 12時00分更新

 「M Z-01K」レビュー第2回はソフトウェアを中心に見ていく。先に記しておくと、最近のスマホからすると、とてもシンプルなものでメーカー独自の要素は極めて少ない。モード変更の部分がすべてといってもいいほどだ。

ドコモ「M Z-01K」

 まずはモードの変更を見ていこう。モードの変更は、まずM Z-01Kを開く。それからタスクキーの右横にある「M」キーを押すと、通常モードから他のモードに変更できる。このとき、完全に開いた状態でないと通常モードとミラーモードしか選べない。いつでもすべてのモードに変更できるワケではないと覚えておこう。

Mキーをタップすると4つのモードを変更できる

気持ち閉じた状態であれば、全モードを使用できるが、この状態の出番はなさそうである

初期状態では各モードに切り換えると機能説明が表示される

 マルチタスク的な運用前提の2画面モードがもっとも出番が多いだろう。A画面とB画面で別のアプリを起動させられるため、ウェブブラウズをしながら、地図を見たり、SNSを見たりといったことができる。このモードは従来のマルチタスク機能を拡張したもので、マルチタスクに対応するアプリであれば、同時に操作可能だ。

 また非対応のアプリの場合は、タッチしていない側のアプリは非アクティブになる。マルチタスクに対応したアプリは増えており、ゲーム以外でとくに多い。ともあれ、動画を見つつウェブブラウズは鉄板なので、スマホ2台でやっていたのであれば、端末をひとつにまとめることができる。なお、縦か横画面限定のアプリの場合、画面の向きによっては表示が乱れることもあるので注意が必要。

2画面モードのときに2本指でドラッグするとアプリを入れ替えられる。これが今のところ唯一のジェスチャー機能だ

ちなみにスクリーンショットは、どちらかの画面を保存するか、2画面をまとめて保存するかを選べる

動画を見ながらダラダラ操作は余裕

アプリを変更していた操作をだいたい省けるため、慣れてくると効率よく操作できる

 設定項目では独自のメニューがとても少なく、画面をダブルタップでスリープを解除するなどの機能は一切ない。ただ、オーディオ部分には力を入れており、専用オーディオチップとして「AKM AK4962」を搭載、またDolby Atomsにも対応で、スピーカーとヘッドフォンで再生されると音はとても聴きやすいと感じるハズ。オーディオ部分はAXON 7のような仕様である。

Dolby Atomsの設定画面

ヘッドフォン向けの設定。AXON 7同様に趣味で選ぶといいだろう(劇的にハイクオリティーがいいわけでもない)

 ディスプレー周りの設定で独特なのは、色温度。ほかには非対応アプリを強制的に2画面モードで起動させるといった設定もある。これはデフォルトでオンになっており、あまり設定する部分はない。どちらかといえば、愛用しているランチャーが動作するのかといった動作を調べることが多いだろう。そう、ZTE端末ではおなじみの「Mi-Pop」すら用意されていないのだ。

色温度の設定画面。微妙に左右の色が違っている場合に調整しよう

 以上のようにクセのあるのは2画面モードくらいで、ミラーモードの使い所はとくに変化もないので、通常モードと2画面モード、大画面モードを使い分けていくといいだろう。

ドコモ「M Z-01K」の主なスペック
メーカー ZTE
ディスプレー 5.2型液晶×2
画面解像度 1080×1920ドット×2
サイズ 約72×151×12.1mm
重量 約230g
CPU Snapdragon 820
2.2GHz+1.6GHz(クアッドコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大500Mbps
VoLTE
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 リア:2030万画素
バッテリー容量 2930mAh
FeliCa/NFC ×/×
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
連続待受時間(LTE/3G) 約410時間/約440時間
連続通話時間(LTE/3G) 約980分/約640分
カラバリ Black

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