KDDIは3月1日、2018年に新社会人となる男女400名を対象にした、新社会人が抱える「社会に出るにあたっての不安」「新生活を迎える準備」についての調査結果を発表した。同社が若者応援の一環として取り組むという「auモーニングコールセンター」の開設に際したもので、2018年2月17日と同18日にインターネット上で実施。10年以上社会人経験がある「ベテラン社会人」男女400名にも同様のアンケートを取り、10年分の世代差による傾向の違いも相互比較で分析したという。
調査によると、「不安なこと」をたずねる設問では、新社会人の回答がベテラン社会人と比較して全体的に多い傾向にあり、毎朝の起床を「不安」と回答した割合はベテラン社会人が44.5%だったのに対して、新社会人は66.5%だった。調査では平均起床時間も算出。新社会人の平均実績は7時37分なのに対して「社会に出たら何時に起きないといけないと思うか」という設問の平均では6時33分という結果となり、6時29分というベテラン社会人の平均実績に肉薄した。
また「仕事ができる人ほど、朝も規則正しく起きて出社している」という設問に対しては、ベテラン社会人のうち57.3%が肯定的に回答。「新人の印象は最初が肝心だ」という設問に対する83.3%の肯定、「最初についた新人のイメージは覆すのがなかなか大変」という設問に対する74.5%の肯定と併せて、同社は「新社会人が社会に出るにあたっては絶対に寝坊できないことがうかがえます」と分析している。
一方で早起きの対策に関する設問では、努力や特別な対策をしている新社会人は20%に留まっているとも指摘。「社会人になるにあたって、入社前の3月頃には早く起きる練習が必要」という設問では、全体の67.3%が肯定した。これらの傾向を同社は「多くの新社会人にとって、入社前の3月は社会に出るための『早起きの練習期間』と位置付けられているようです」と見ている。
そうした中で現在の朝の起き方に対する設問では「スマートフォンや携帯電話のアラームをかける」という回答が新社会人で80.3%、ベテラン社会人で71.5%を記録。およそ3割の目覚まし時計利用を指摘しつつも、同社は「全体として「スマホで起床する」ことが主流となっていることがうかがえます」とした。
アンケートでは「あなたの起こし方を1番熟知している人は誰ですか」「『明日は寝坊できない』というときに1番頼りになる/頼りになった人」という設問も用意されていた。結果は新社会人/ベテラン社会人共に「母親」が過半数を超える数値でトップ。さらに母親からの起こし方をたずねる設問では「お願いした時間よりちょっと早く声をかけてくる」「布団をはぎとられる」といった回答が多く、中には「洗面器に入った水をぶっかけられた」、「かべを叩いて『朝』と連呼する」といった刺激の強いものもあったと報告している。
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