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ライブ・パフォーマンスでも活躍:

ローランド「TR-808」音色再現したリズムマシーン「TR-8S」

2018年03月05日 18時10分更新

 ローランドはリズム・パフォーマー「TR-8S」を3月24日から発売します。価格はオープン。

 特徴は同社のリズムマシーン、「TR-808」や「TR-909」の音色を忠実に再現していること。両モデルは多くのアーティストに愛され、現在の音楽シーンでもさまざまな楽曲に使用されています。その音色を模したハードウェアやソフトウェアも多くのメーカーから発表されていますが、オリジナル・メーカーであるローランドへの「TRシリーズ」音色の再現を求める強い声があったそう。

「TR-8S」

「ヤオヤ」の愛称で親しまれる名機「TR-808」

デトロイトテクノやシカゴハウスの発展に多大な貢献をした「TR-909」

 TR-8Sは2014年に発売された「TR-8」の基本機能を継承しつつ、音質・機能を強化したハイグレード・モデルという位置づけ。歴代TRシリーズの音色も新たにブラッシュアップし、オリジナル機設計当時の仕様書や実際の回路を徹底的に解析し、アナログ回路特有の振る舞いまでを、独自技術「ACB(Analog Circuit Behavior)」により細部まで精密に再現したとうたいます。

 現在のダンス・ミュージックに対応する最新サウンドやリズム・パターンも多数内蔵したとのこと。ユーザー自身が本体に好みのオーディオ・サンプルを取りこむことも可能。

 本体のつまみを操作して、音色ごとにチューニング(音程)やディケイ(音が減衰するまでの時間)をリアルタイムで変化させることが可能なほか、パートごとに用意されたコントロールつまみには、任意のパラメーターを割り当てることができるとしています。たとえば、スネアの響き方やバス・ドラムの立ち上がりなどを調整できるそう。

 内蔵エフェクトのパラメーターも割り当てられるので、ディレイやリバーブなど、多彩なエフェクトを駆使した音色変化を楽しめます。さらに、瞬時にテンポの変更や、リバース(逆方向)再生も可能で、ライブ・パフォーマンスにも活躍するとのこと。

本体背面のインターフェイス

 本体サイズは、幅409×奥行き263×高さ58mm。重量はおよそ2.1kg。


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