映像は高精細で、従来のVIVEでの映像を見たことがある人なら、ひと目で違いが分かるほど網目感はなく、より高いリアリティーを感じた。より高精細なアニメーションの世界の世界に飛び込んだという感じが、最も近い表現かもしれない。そのため、飛来するギャラガの迫力もスゴイ。
ギャラガフィーバーは、すでに稼働しているVRアクティビティ「ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波」と同じく、空気の塊や風を送ったりする装置が前面に用意されている。そのため、エレベーターが上昇するときなどは風が吹き、さらに足元は振動するため、より臨場感高い体験を得られる。こうした、体感も加えられた没入感の高い体験は、自宅では絶対味わえない魅力だ。
ギャラガフィーバーは最後に巨大なギャラガを倒せば終了となるが、巨大なギャラガが放つビームを1発でも当たると、そのプレイヤーは倒されるので注意が必要だ。しかしながら、足場は狭いため体を倒す、マトリクスのような動きでかわす必要がある。その動きを傍から見ているだけでも結構おもしろい。
最後に渡されるミサイルランチャーは、弾速こそ遅いが強力だ。VIVE Proのサウンドは、内蔵アンプが搭載されているだけあって非常に大音量で、平日ながら若い女性の興奮した声も壁向こうから聞こえる喧騒も聞こえないほど。
また、爆発音などの低音の響きも良く、迫力は抜群。デラックスオーディオストラップは、イヤーパットがかなり丸みを帯びていたが、VIVE Proのヘッドホンは一般的な高級ヘッドホンに近い形状で、皮素材と柔らかいクッションを備え、耳をやんわりと包み込み、長時間でも快適にプレイできそうな感じだった。
今回はメディア体験会として最後までプレイしてもらうためか、難易度を下げていたとのことなので、いくつかギャラガの体当たりを喰らっていたものの倒されることなくクリアーできた。正式サービス後の難易度はどれほどのものか分からないが、登場するギャラガの数はとても多いので、なかなか最後まで生き残るのは難しそうだ。
余談だが、足場が崩れた場合、地上まで落ちていきゲームオーバーになるそうだ。以前、地上200mのビルの板の上を歩き猫を助けるVRアクティビティ「極限度胸試し 高所恐怖SHOW」(現在は落ちる演出はなくなっている)で、足を踏み外して落ちた際に失神した人がいたというが、そうした自分で落ちるという体験ではなく、演出として落ちるような形のため問題ないとのこと。
ギャラガフィーバーは、2人同時プレイのため友人と2人でボイスチャットをしながら、ワイワイ楽しむのに最適だ。また、本アクティビティはロケーションVRが新たに定めた「13歳以下の子供の体験には保護者の同意書が必要」というガイドラインに沿って、対象年齢を7歳以上としている。
シンプル操作ながら、大量のギャラガが飛来する迫力、VIVE Proによる迫力の高精細映像は、老若男女問わずワイワイ楽しめるので、普段ゲームをプレイしない人にもオススメだ。本作にはナムコを代表とするキャラクター「パックマン」の姿も。どこに隠れているかは、実際にプレイして確かめて欲しい。
© BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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