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ISO 204800まで撮れるソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7III」をフォトレポート

2018年02月27日 14時20分更新

「α7III」

「α7III」

 ソニーは2月27日、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7III」を発表した。3月23日発売予定でボディーのみの予想実売価格は25万円前後。

 α7シリーズは、スタンダードモデルの「α7」、高精細モデルの「α7R」、高感度モデルの「α7S」の3系統があるが、今回発表されたのはα7の最新モデルとなる。

手に持ったところ。メモリーカード、バッテリー込みで約650g。従来機(α7II)より約51gほど重くなっている

手に持ったところ。メモリーカード、バッテリー込みで約650g。従来機(α7II)より約51gほど重くなっている

本体上面。ボタン配置などは従来機と同じだ

本体上面。ボタン配置などは従来機と同じだ

本体背面。Fnボタンの上にフォーカスをピンポイントで選択できる「マルチセレクター」が搭載された

本体背面。Fnボタンの上にフォーカスをピンポイントで選択できる「マルチセレクター」が搭載された

モニターは従来と同じくチルト式

モニターは従来と同じくチルト式

側面端子部。3つの部分に分かれてそれぞれにフタがついている

側面端子部。3つの部分に分かれてそれぞれにフタがついている

メディアスロットはデュアル仕様

メディアスロットはデュアル仕様

新開発の裏面照射型センサーで高感度撮影を実現

新開発のフルサイズ撮像素子と5軸の手ブレ補正ユニット

新開発のフルサイズ撮像素子と5軸の手ブレ補正ユニット

メイン基板。「BIONZ X」とフロントエンドLSIを搭載

メイン基板。「BIONZ X」とフロントエンドLSIを搭載

記録画質は最大24M

記録画質は最大24M

 新開発の裏面照射型CMOSセンサー(有効2420万画素)と、上位モデル「α7RIII」に採用されている画像処理エンジン「BIONZ X」とフロントエンドLSIの組み合わせにより、基本機能が向上している。

感度設定。拡張でISO 204800まで設定可能

感度設定。拡張でISO 204800まで設定可能

サイレント撮影が可能。無音で連写できる

サイレント撮影が可能。無音で連写できる

ISO AUTO時の低速限界値も設定可能

ISO AUTO時の低速限界値も設定可能

 感度は常用でISO 51200、拡張でISO 204800という高感度設定が可能。連写速度は従来機「α7II」の2倍となる最大10コマ/秒(AF/AE追従)で、無音、無振動でシャッターが切れるサイレントシャッター機能も利用できるようになった。

 AFは693点の像面位相差AFセンサーが利用できるほか、コントラストAFも分割数を大幅に増やし、従来機の25点から425点ときめ細かくなっている。

 低照度時のAF速度や動体追従性能も従来機の約2倍に向上しているという。

レンズのボタンを押すことで瞳AFを有効にする設定も可能

レンズのボタンを押すことで瞳AFを有効にする設定も可能

ボタンを押すだけでこのように瞳にピントを合わせてくれる

ボタンを押すだけでこのように瞳にピントを合わせてくれる

メガネをかけていても大丈夫

メガネをかけていても大丈夫

 被写体の瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」は、AF-Cモードでの利用が可能になったほか、検出精度と速度が向上。顔優先「入」の設定では、シャッターボタン半押しで瞳AFが有効になる。

 ボディー内手ブレ補正機能もアルゴリズムの最適化により、補正効果が向上。従来の4.5段分から5段分の補正が行なえるようになった。

 一方で、特殊撮影機能の「ピクチャーエフェクト」は従来の13種類から8種類に減っており、絵画調HDRやミニチュアなどの機能が省かれている。

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