いつまでもデコっていたい、かわいさ
会場に用意されていた折り紙やマスキングテープやシール、色ペンでリモコンカーをデコっていきます。無言でひたすらデコる。
できました。左はママの作品「しましま緑ミミッミ」。えーと、むすめの作品の名は?
「これは、象ですね。ふつうの象です」(あかねこ)
象だそうです。
こちらは、会場に展示されていたデコ作品例です。ピアノの鍵盤に白黒のフエルトが貼ってあると、それっぽいですね。
つり、ピアノ、おうち、レーシングカーを体験
他にもさまざまなToy-Conを試してみることができました。
まずはピアノ。オプションパーツとして、ノブが3つあります。
「ピアノの中身は空洞でした。3種類のノブを差し込むと、それぞれネコの鳴き声、お化け、おじさんの声に音が変わって面白かった。ノブを回すと、画面にいるキャラクターが同じ方向を見るのが楽しいです」(あかねこ)
続いては釣りのキットです。リールをまくと、チキチキ音が鳴るし、竿の左右の動きに合わせて画面内の釣り糸も動くのが本格的。
「魚釣りしたことないから、魚の釣り方わからなかったです。魚を釣るのは、むずかしい」(あかねこ)
こちらはおうち。スイッチやノブ、ハンドルなど、こちらもオプションパーツがいくつかあります。おうちは、遊びどころが多く興味深かったようで、その面白さを熱く語っていました。
「おうちのToy-Conでは、耳が大きくてもじゃもじゃした変な生き物の日常生活を見られます。ピアノと同じように、3つのオプションパーツがあります。1つ目はプッシュボタンです。プッシュすると、画面の中の変な生物がグミらしきものと一緒に吹っ飛びます。2つ目は蛇口ボタンです。蛇口ボタンは、その名の通り、蛇口が画面に出てきて、ひねると水が流れます。中の生き物は浮き輪でぷかぷか浮きます。最後にメリーボタンです。つまみを回すと、画面内のメリーもくるくる回ります。しばらく回していると、変な生き物が眠ってしまいます。メリーで眠った隙に、蛇口ボタンで水を流して溺れさせようとしてみましたが、すぐに起きてしまいました」(あかねこ)
レーシングカーもありました。
「バイクの操作はほぼわかるので、面白かったです。お腹にくっつけて動かすので、Toy-Conを落とさないのが良いと思いました。アクセルを一気に入れてぶっ飛ばしました」(あかねこ)
走り屋でした。
最後に、入力(ボタンを押す、など)と出力(Switchの画面を光らせる、など)をプログラミングして、オリジナルのToy-Conを作れる「Toy-Con ガレージ」機能も体験しましたが、こちらは写真や動画はNGとのこと。当日は、限定された機能しか触れませんでしたが、オリジナルな遊びがたくさん作れそうな可能性を感じさせるものだったことは確かです。
壊しても、自分で修理できる良さ
Nintendo Laboは、自分の手で作る楽しさに加えて、壊しても直せるところが魅力です。実際、ダンボールでできているから、はめ込みが甘くてうまく動かなかったり、破れてしまったりするのはよくあること。けれど、ダンボールなのでテープや紙で簡単に補修できます。
任天堂のゲームハードと言えば、ファミコンの時代から、やたらと頑丈で壊れにくいことでも有名でした。ですが、Nintendo Laboはまったく逆。自分で作って、自分で直せることで、さらに愛着がわくおもちゃでした。
大ヒットした任天堂の据え置きゲーム機「Wii」のコンセプトのひとつに、「お母さんに嫌われない」というのがありました。では、Nintendo Laboはママ目線で見ると、どうでしょう。
自分で組み立て、デコって、オリジナルなおもちゃを作れるところは、知育的な観点からもバッチリです。「Toy-Con ガレージ」のプログラミング要素も、こどもが自ら新しい遊びを生み出すことができ、創造性を育むのにぴったりです。一人でのめり込む系ではなく、お友達や兄弟と一緒に遊べるのも好ましいところ。
一方で気になったのは、お片付けのこと。ピアノやおうちは中身が空っぽなので、ノブやボタンなどのパーツは、おそらく中にしまえるでしょう。ただ、写真をご覧いただいての通り、組み立て済のToy-Conは場所を取ります。小さなオプションパーツもあります。Toy-Conを組み立てる前には、遊び終わった後に片付ける場所を用意しておくことをオススメします。
というわけで、我が家も4月20日の発売日までに、Toy-Conたちをしまう場所を用意しておこうと思います。
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