PUBGは中設定で十分快適なプレイが可能
さて、GP62MVR 7RFX Leopard Pro(1223JP)ではPUBGがどれだけプレイできるのか、実際に試してみた。高、中、低、それぞれのグラフィックス設定でSOLOプレイし、地上降下後2分間のフレームレートをFRAPSで測定した。それぞれの設定で5回計測して平均を出している。
結果はご覧のようになった。「最小でも60fps以上」にこだわるならば「低」しかないが、実際のところPUBGはタイミングによるムラが非常に大きい。
平均フレームレートが示すように一瞬だけ落ちているだけで、リアルタイムで表示されているfpsを見ていても中設定ではほとんどは80fps以上で、十分快適なプレイが可能という印象だ。
なお、高設定だとプレイ中にちょくちょく50fps台を確認できる場面があった。十分とは言い難いが、体感的に重いと感じる場面はなかった。
他のベンチマークテストのテスト結果も掲載しておく。3DMark FireStrikeでは約1万。クアッドコアCPUとGeForce GTX1060(3GB)を組み合わせたデスクトップシステムとほとんど変わらないスコアをマークしている。
VRMark OrangeRoomでも、VR Ready PCは余裕で上回っている。Windows Mixed RealityにおけるMixed Reality Ultraの条件を満たすのはもちろん、HDMIとUSB 3.0ポートが近くにあり、Windows Mixed Reality没入型ヘッドセットとも相性は抜群だ。
下のサーモグラフィーは、PUBGのプレイを繰り返し、2時間ほど楽しんだ後でFLIOR ONEで撮影したものだ。室温19度に対し、一番熱いところで49度と意外と熱くなっているが、ゲームの操作で使うWASDキーやパームレスト部分は30度台。プレイに夢中になっていたこともあるだろうが、熱くなっていると感じることはなかった。
PUBGも快適に楽しめるゲーミングノート
これまで見てきたように、GP62MVR 7RFX Leopard Pro(1223JP)は、ゲームが快適に動作するCPU/GPU性能に加えて、キーボード、ネットワーク、サウンドもゲームに最適化されており、光の演出も楽しめるなど、PUBGをがっつり楽しめるゲーミングノートPCとなっている。
ほどよくスリムなボディーでACアダプターの可搬性もなかなかのもの。PUBGは短時間でもプレイできるだけに、このメリットは小さくないだろう。
PCがある家庭、ホテルなどはたくさんあるが、これだけ快適にゲームができるPCというのはどこにでもあるものではない。旅行中、出張中、帰省先などでもこれを持っていけばPUBGをプレイできるのは大きい。
旅行や帰省などのイベントがなくとも、家庭がある方は、(時間を都合は別にして)家族に迷惑をかけない場所に移動してプレイすることができる点はメリットなのではないだろうか。
冒頭でも述べたように、実売価格は20万円以下とリーズナブル。PUBGをはじめとするゲームを楽しみたい方はもちろん、VR/MRを楽しむPCを探している方にもお勧めだ。
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