今週発表&発売された「HUAWEI nova lite 2」は、税抜2万5980円というSIMフリースマホのボリュームゾーンとも言えるファーウェイの新端末。製品名的には「HUAWEI nova lite」の後継機となり、MVNOからのセット販売限定という点も共通だが、海外では「HUAWEI P Smart」という名称が用いられているなど、デザインなどで必ずしもイメージが継承されているわけではない。
HUAWEI nova liteの最大の魅力は価格を大きく上回るような機能と性能だ。特に注目はディスプレーとカメラ。ディスプレーはハイエンド機で採用例が増えている、18:9の5.65型液晶を採用。縦長であることで横幅は72.05mm。上下の額縁も小さく、縦も150.1mm。ともに5.2型クラスのサイズだ。1080×2160ドットとフルHDオーバーの解像度を確保し、表示も明るく、不満はまったくない。
カメラはリアに13メガ+2メガのデュアルカメラを搭載する。このうち後者は被写体深度を測定するのに用いられる。同社ハイエンド機のようにLeicaレンズではないわけだが、ワイドアパーチャやポートレートといった撮影モードが利用でき、撮影後のフォーカス位置や絞りの数値を変更することにも対応している。
そのほかの主なスペックは、SoCにKirin 659(2.36GHz+1.7GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、3000mAhバッテリーと不満がない内容。タッチ式の指紋センサーは背面に搭載。また、OSはすでにAndroid 8.0で、独自UIもEMUI 8.0と最新バージョンが採用されている。
ネットワーク面ではLTEの対応バンドが1/3/5/7/8/19/20とやや少なめで、DSDSやauネットワークにも対応しない。また、無線LANも2.4GHzのIEEE802.11nまで。カラバリは記事内のブルーのほかに、ブラック、ゴールドの3色が用意されている。
DSDSの非対応など不満点がないわけではないものの、ファーウェイ製端末らしい高い完成度で、かつコスパも非常に優れている。2万円台のSIMフリースマホでは、新たな決定版となる1台だろう。
ファーウェイ「HUAWEI nova lite 2」の主なスペック | |
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価格(税抜) | 2万5980円 |
ディスプレー | 5.65型液晶(18:9) |
画面解像度 | 1080×2160ドット |
サイズ | 約72.05×150.1×7.45mm |
重量 | 約143g |
CPU | HUAWEI Kirin 659 2.36GHz×4+1.7GHz×4(オクタコア) |
内蔵メモリー | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0(EMUI 8.0) |
LTE対応バンド | 1/3/5/7/8/19/20 |
3G対応バンド | 1/2/5/6/8/19 |
DSDS(4G+3G) | × |
CA対応 | × |
au VoLTE | × |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1300万画素+200万画素 /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
指紋センサー | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | microUSB |
カラバリ | ブルー、ゴールド、ブラック |
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