エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は、関東地区の一部専門店を除いた営業所全店にVRコンテンツを導入した。同社はこのVR導入のねらいについて、「旅マエと旅ナカでのギャップを事前に埋めることで顧客の満足度向上を図るため」としている。
今回エイチ・アイ・エスが導入したのは、ハワイの24ホテルの設備や客室をカテゴリー別に確認できるコンテンツ。事前にVRで部屋を確認することにより、予約時に想像していた部屋の雰囲気・眺望と、実際に滞在している際との相違を減らすことができるという。VR開発などで知られるナーブ社のVRシステムを利用しており、顧客が閲覧している画面をPCまたはiPadに共有、担当者などが同じ画面を見つつ部屋について説明することも可能だ。
エイチ・アイ・エスはこれまでにハワイ、イタリア、スペインの観光地やホテルのVRコンテンツなどを導入しており、オプショナルツアーの追加手配やホテルの部屋カテゴリーの確認などにも活用している。今回の導入により「想像と現実のギャップ」がさらに縮まることが期待される。
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