e☆イヤホンは2月2日、「EMPIRE EARS」のカスタムIEM新シリーズの取り扱いを2月3日に開始した。EP(Empire Pro)Series、X(Cross) Seriesの2ラインがあり、世界先行販売になるという。
製品名と販売価格は下記の通り:
EPシリーズ
EVR(3BA):9万円
ESR(3BA):11万2000円
Phantom(5BA):20万3000円
X(Cross) Series
Bravado(1ダイナミック、1BA):7万9000円
Vantage(1ダイナミック、1BA):15万8000円
Nemesis(2ダイナミック、3BA):18万0000円
Legend X(2ダイナミック、5BA):23万7000円
EMPIRE EARS(エンパイヤイヤーズ)は、米国のアトランタを本拠地にするブランド。14ドライバーのBA型IEMを先駆けて開発。ヒップホップやR&Bのアーティストなどにも評価の高いブランドだという。新モデルはグラミー賞受賞アーティストやエンジニアと共同開発。新開発の「synX Technology」「A.R.C.(Anti-Resonance Compound)Technology」をいち早く採用した。カスタム型だけでなく、ユニバーサル型も2月下旬~3月中旬を目安に発売予定とのこと。シリーズ発売記念として、2月28日までフェイスプレート無料キャンペーンも実施する(既存機種を含む)。
EPシリーズはBAドライバーのみで構成。「EVR」(Empire Vocal Reference)と「ESR」(Empire Studio Reference)は3BA構成で、3-Way synX crossoverを採用。EVRはタイトで広い音場のライブサウンド、ESRは色付けのないリファレンスサウンド。同ブランドでは最もフラットなサウンドだという。
「Phantom」は5BA(低域2、中域1、高域2)構成で、3-Way synX crossoverを採用。革新的なモニターイヤフォンを開発するために幾度も開発を繰り返しできたモデルとのこと。あらゆるジャンルの音楽を忠実に再現できるよう精工かつパーフェクトなバランスで調整したモデルだそうだ。
Xシリーズは、ダイナミック型とBA型を組み合わせたハイブリッド型。EPシリーズより強い低域が特徴で、リスニング向けのシリーズとのこと。「Bravado」は1ダイナミック+1BA(低域1、中高域1)で4-way synX crossoverとなっている。「Vantage」は1ダイナミック+1BA(低域2、高域/中域1)で、5-Way synX crossover。「Nemesis」は2ダイナミック+3BA(低域2、中域1、高域2)で、8-Way synX crossover。Effect AudioのUPOCC LITZ銅線でサブウーファーを配線。特有の低音を再現する。「Legend X」は2ダイナミック+5BA(低域2、中域3、高域2)で、10-Way synX crossover。
ちなみに「synX Technology」は詳細不明だが、ドライバーごとにそれぞれのオーディオ帯域を指できる精巧なクロスオーバー設計技術とのこと。ドライバー間の位相を整えるため、特定の周波数レンジを操作できるそうだ。利点としては、周波数帯域が8kHz〜40kHzと広い点。また抵抗器、電解コンデンサー、フィルターを精選して、低歪みだという。
一方A.R.C.(Anti-Resonance Compound)Technologyは、IEM内で望ましくない振動や共振を抑制する独自のコーティング技術とのこと。磁石とBAドライバーの間に磁性流体を使用しており、ドライバー、クロスオーバ、サウンドチューブなど、適用されるコンポーネントの量を効果的に増やし、内部をより強固にしながら、不要な共振を減衰させるダンパーとして機能させるとのこと。A.R.C.によって音のクリアさが向上し、より深いベースが得られるという。
また、各モデルの開発参加アーティストも公表されている。
Algebra Blessett(EVR)
Michael Graves(ESR)
Michael Graves(Phantom)
Sam Ash(Bravado)
JonJon Traxx (Beyonce, Mary J Blige)(Vantage)
Sonny Emory (Earth, Wind & Fire), Sam Ash(Nemesis)
Jeremiah Adkins(Taylor Swift)(Legend X)
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