週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ライド型VRアクション向けのソフトの開発や運営を支援

電通、講談社と台湾のVR企業に資本参加

2018年01月17日 18時00分更新

 電通は、講談社が台湾「Brogent Technologies Inc.」(BGT)と合弁で2016年8月に設立した、ライド型VR企画・プロデュース会社「Brogent Japan Entertainment」(BJE)に資本参加したことを発表した。

 BGTはライド型VRアトラクション機器の開発・製造を手がけるメーカー。2011年に台湾株式上場を果たしている。同社が提供するライド型VR機器(BGTマシン)は、一度に多人数のユーザーを搭乗させることが可能。コスト面からも経済的であり、使用するソフト(映像+プラットフォーム駆動のプログラム)も簡単なパソコン操作で差し替えることができるとのこと。

 講談社はBGTマシンの日本市場への導入を支援しつつ、同社が管理する漫画やアニメーションなどのコンテンツを使用した、BGTマシン用VRソフトの開発を手がけている。

 今回の資本参加で、電通の有するソフト開発力および営業ネットワークと、講談社が有する幅広いコンテンツホルダーのネットワークを結合。BGTマシンの新たな導入企業を見いだし、ライド型VR事業の拡大を図るとしている。

 今後、電通と講談社は、国内外の優良なコンテンツを活用したBJEのVRソフト開発や、海外を含むアミューズメントパーク運営事業者、ショッピングモールなどを運営するリテール事業者に対するBGTマシンの紹介業務を支援していく。また、それらの事業者によるマーケティング活動を支援していくとのこと。

「i-Ride」

 「i-Ride」は、高さ19メートル、幅22メートルの大型スクリーンに映像が映し出される。映像に連動し、1台10人が横一列に並ぶ座席が動き、浮遊感や疾走感が味わえるという。

「Q-Ride」

 「Q-Ride」は、「i-Ride」の技術を活用した新型ライド。ユーザーが装着するヘッドマウントディスプレーに連動して、1台12人を乗せた座席がスピーディーかつスムーズに動くことが特徴としている。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります