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「ブラックサンダー大人のプレミアム」:

20円も高いブラックサンダーは確かにおいしい

2018年01月18日 17時30分更新

特長1 普段より20円も高級! 50円(税別)がなせる技! 超リッチなブラックサンダー
特長2 チョコレートケーキ配合によるしっとり食感と、濃厚なチョコレート感!
特長3 洋酒のアクセントで大人もうなる(?)フレーバー

 プレスリリースに、本当にこう書いてありました。堂々たるキャッチコピーを引っさげて、鳴り物入りの登場。有楽製菓は、「ブラックサンダー大人のプレミアム」を1月22日から全国のコンビニエンスストアで発売します。内容量28g、155kcal。価格は54円。

 口どけのよいという専用のココアクッキーと、洋酒(コニャック V.S.O.P)をふりかけたチョコレートケーキを配合した、しっとり食感が特徴だとか。アルコールは0.2%です。また、3種のカカオ豆(マダガスカル、ドミニカ、ガーナ)をブレンドしたチョコレートチャンクを配合することで、濃厚なチョコレート感も味わえるそう。

 さらに、北海道産生クリームから作られたパウダーを配合することでチョコレートの味わいにコクを与えたとしています。「まさに、50円(税別)だからこそできる、こだわり抜いた逸品です」(有楽製菓)

ブラックサンダー大人のプレミアム

「洋酒(コニャックV.S.O.P)含有」がまぶしい

原材料にも北海道産100%生クリームとブランデーを明記!

 ブラックサンダーといえば「おいしさイナズマ級!」「若い女性に大ヒット中!」などのケレン味あふれるキャッチコピーもおなじみですが、「普段より20円も高級!」というのもかなりのインパクトです。プラスしたのは20円だけなのに、それでも高級と言い張る。

 自分たちの商品の立ち位置がわかっていなければ、なかなか書けない文言です。ブラックサンダーの価格は世間に浸透している自負があるから、「20円も高級」に力があるとわかっている。まさに余裕しゃくしゃく、手慣れた感すら漂います。

 発売に先がけて試食する機会がありましたので、さっそく読者の皆さまに“高級”な味をお伝えしましょう。

見た目は普通のブラックサンダーとほとんど変わらないです

 食べてみると、意外と普通のブラックサンダーと変わらな……いや違うな……違うぞ。普通のブラックサンダーじゃない。何が違うんだ。

 まず、中の食感が違う。ザクっというより、少し軽い。チョコレートチャンクとココアクッキーの歯ごたえが異なります。ブラックサンダーといえばあのザクザク感でワン・アンド・オンリーなのですが、あえておとなしくすることで、上品な印象にしています。

 上品といえばブランデー。有楽製菓なら「ほらブランデー入れたったでえ~ワハハ」みたいな味にしそうと思いましたが、意外にもふわっと香る程度。さらに生クリームパウダーの効果で、チョコ自体のミルキー感もアップ。結果的に「普通にちょっといいじゃん」レベルのチョコレートになっています。

 あら、普通においしいじゃない。さすが通常よりも20円高いだけはある!

 今回は、葉山に引っ越したばかりの家電担当の盛田さんと、とくに生活に変化はないグルメ担当・ナベコさんに食べてもらいました。

家電担当・盛田さん(左)、グルメ担当・ナベコさん(右)

盛田さん。チョコが好き

盛田さん「お菓子としての偏差値が高い。いつものブラックサンダーの食感がザクザクだとしたら、こちらはサクサクだ。ブランデーも嘘くさい匂いじゃなくて後味に香る程度だ。ブラックサンダーの派生品が『でもやっぱりブラックサンダーよね~、一口食べればOKよね~』という味だったけどこれは確かにプレミアムで1本きちんと食べたくなる。値段を考えるとコスパ的によろしい」

ナベコさん。ブランデーが好き

ナベコさん「おいしいです。変な言い方ですけど、ブラックサンダーというより、普通のチョコ菓子として成立しているんですよ。お茶請けに出してもそれと気づかない感じ。ブラックサンダーのカテゴリを越えて勝負できる味になっている。54円ですから、素直に感心。甘さや香りがクドすぎないのもいいですね」

 ブラックサンダーの原型を保ちつつ、あきらかに味や食感のクオリティーに向上が見られます。そりゃ、1個300円以上のちゃんとしたチョコレートと比べたら分が悪いのは確かです。でも54円です。そう考えると、有楽製菓の意地を見た気さえしてきます。

 54円のチョコを食べて「高級だな」と思わせる時点で、作り手側の勝利は揺るぎないといってよい。実際おいしいですもの。1本しっかり食べたいですもの。確かに大人でプレミアムです。でも54円です。いや、参りました。オススメです。


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!

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