週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

グリコ「デリチェ<苺チーズケーキ>」:

チーズケーキ度高い! 冬アイス注目株「デリチェ」

2018年01月10日 17時00分更新

3層でチーズケーキ+アイスを実現

 今回はグリコ「デリチェ<苺チーズケーキ>」を食べます。価格は194円でした。

 3層構造のいちごチーズケーキアイスです。大粒でごろごろとしたクッキーをトッピングした層、なめらかな食感といちごの甘ずっぱさがあるといういちごチーズケーキアイスの層、2種のチーズ(クリームチーズ&マスカルポーネチーズ)を使ったチーズアイスの層に分かれています。

 すこしややこしいのですが、上からクッキー→チーズケーキアイス→チーズアイスの順です。チーズケーキアイスとチーズアイスで、違う趣があるようです。

デリチェ<苺チーズケーキ>

パッケージの横には3層構造の説明があります

 ペリペリッと開封してみると、いちごクッキーの層が気になりました。ぎっちりと敷きつめられているわけではなく、やや隙間がある。「ちょっと少ないんじゃないですか」と思いましたが、ここにグリコの計算がありました。この点に関しては後述します。

いちごクッキーはぎっちり敷きつめられている、ほどではない

 さっそく食べてみましょう。せっかくの3層アイスなのですから、深くまで一気にスプーンを突き立てて、3つの層がすべて口に入るようにしたいものです。

断面はこんな感じ

中を覗くとこのような具合です

チーズのコクが活きているのがよい

 食べてみると、ははー、と感心してしまいました。チーズケーキっぽいです。

 「そのまんますぎるのではないか?」と眉をひそめる人もいるかもしれません。しかし、根本的にはアイスなわけで、チーズケーキそのものではない。でも、チーズケーキを食べているような雰囲気があるし、アイスとしても成立している。

 その理由を考えてみると、チーズケーキアイス部分とチーズアイス部分の味がしっかりしているからだろう、という結論にたどりつきます。

 チーズケーキアイスは、ちょっと(物理的に)薄いのですが、いちごの風味がしっかり残っており、品のよい甘ずっぱさがあります。単体で出しても、なかなかいけるのではないかなと思います。そしてチーズアイスにはきちんとコクがあり、チーズの味と香りが広がって、満足感をもたらしてくれる。この2層の味が濃厚なのがポイントでしょう。

 それでは、いちごクッキーの部分は? ネトっとする食感で、ややクセがあるというか、主張が強い。ここで、ぎっしり大量に敷きつめなかった理由が見えてきます。チーズケーキのテイストの中に、アクセントとしてクッキーの歯ごたえを入れる目論見なのでしょう。もう少し軽い食感でもよかったかもしれませんが、そこは好き好きでしょうか。

 今回はグルメ担当・ナベコさんに食べてもらいました。

グルメ担当のナベコさん。いちごの思い出は「おいしいお菓子が多い」とのこと。うん、まあ、そうね

ナベコさん「上にのったクッキーの酸味ある風味は、私が好きなポッキーいちご味のコーティングなどに近くてうれしくなります。ゴロゴロした食感も申し分ないです。チーズケーキは思ったよりまろやか。全体としては、最初にいちご風味であっさり入り、クリーミーな後味で終わる

「私としては余韻がもう少し残るように、もう少しチーズケーキをさわやかにしてほしかったけど、冬のアイスは濃厚さがほしいですもんね。暖かい部屋でまったりしながら食べるのがオススメです」

 多層構造のアイスは、アイス自体の味わいもさることながら、違う味のアイスやクッキーなどを入れることで、より奥深いアイスにできるのが魅力といえます。デリチェ<苺チーズケーキ>はうまく活かしています。チーズケーキの味を下の2層で活かしつつ、上のクッキー層でよりはなやかなニュアンスをつけている。

 とりわけ、チーズケーキアイス層とチーズアイス層のコクは、特筆すべきものがあると思います。200円前後の「ちょっとお高め」価格帯アイスの中でも、チーズケーキ(およびチーズ味)が好きな人には強くオススメしたいですね。


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!

人気の記事:
「ファミマ『忖度御膳』売れてない? 担当者に聞いた」「名門ECMついにストリーミングに! 必聴アルバム25選」「iPhone X当日在庫ゲットできた人の特徴」

■関連サイト



■「アスキーグルメ」やってます

 アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事