コストパフォーマンスの高さで群を抜く「Moto G5S」
5.2型のフルHDディスプレイを搭載する「Moto G5S」は、Moto G5S Plusより若干スペックを抑えたモデルだ。というよりも、Moto G5Sがベーシックモデルで、デュアルカメラを搭載し、機能を拡張したモデルがMoto G5S Plusと捉えるべきだろう。
そんなわけで、Moto G5Sの基本的な機能や操作性はMoto G5S Plusと共通。CPU(G5Sは最大1.4GHzで、 G5S Plusは2.0GHz)、メインメモリー(G5Sは3GBで、G5S Plusは4GB)などのスペックに差があり、カメラ(G5Sは1600万画素で、 G5S Plusは1300万画素+1300万画素)も異なるが、電話、メール、SNSなどをメインに使うライトユーザーにはMoto G5Sで必要十分だ。
税抜2万8800円と価格は2万円台ながら、メタル素材を用いた落ち着きのあるデザインで、長く使い続けたい人にも適している。他メーカーであれば、3~4万円台でもおかしくない超お買い得モデルと言ってもいいだろう。
フロントカメラもすごい「Moto X4」は女性にもオススメ!
鏡面仕上げの背面や待望の防水機能も◎
最後に紹介する「Moto X4」はここまで紹介した2台からはワンランク上の端末となり、価格も税抜5万3800円。Moto G5S/G5S Plusがお手頃だったので、やや高く感じるかもしれないが、これもまた、「この仕様で5万円台は安いのでは?」と思わせられるモデルだ。
Moto X4は、Gファミリーよりも上位に位置づけられるXファミリーの最新モデルで、チップセットはミドルハイレンジ向けのもの(2.2GHz動作でオクタコアのSnapdragon 630)を採用しているが、高性能のデュアルカメラなど、他メーカーのハイエンドモデルに引けを取らない機能を備えている。
3モデルの中では、この機種だけがUSB端子がType-C(他の2モデルはmicroUSB)、無線LANがIEEE802.11acにまで対応しているのもMoto X4だけだ。
デザイン面でも背面パネルにもガラスを用いて、エッジ部にカーブを施し、リッチな質感を実現。国内のユーザーにとっては待望と言えるIP68の防水・防塵に対応し、雨天時や水周りでも安心して使えるのも魅力だ。
カメラもワンランク上の仕様となっている。リアカメラはデュアルレンズカメラで、標準(1200万画素)と広角(800万画素)の組み合わせ。広い景色を撮りたいときに、ワンタッチで広角に切り替えられるのが便利だ。
また標準カメラは、光を取り込む効率に優れ、ピント合わせが速い「デュアルピクセルオートフォーカス」を採用している。夜景や暗い場所での撮影など、従来のスマホカメラが苦手とするシチュエーションでもキレイに撮れることがセールスポイントだ。もちろん、Moto G5S Plusと同じように、「深度の有効化」を使って撮影した写真は「深度エディタ」で背景をぼかしたり、背景を置き換えたりといった画像編集も楽しめる。
1600万画素のフロントカメラで、高画質で自撮りできることも利点となる。Moto G5S Plusと同じように、ビューティーモードやパノラマセルフィーも楽しめる。LEDのソフトフラッシュを搭載しているので、暗い場所での撮影にも万全。モトローラは男性向けのブランドというイメージがやや強いかもしれないが、Moto X4のカメラは、かなり女性ユーザーを意識した作りになっているように思えた。
さらに、Moto X4には、Gファミリーにはない「スマートカメラ」という独自機能がある。これは被写体を認識して、ウェブを画像検索したりできる機能だ(QRコードの読み取りも可能だが、これは今回紹介した3機種とも可能)。こちらもぜひ一度試してみていただきたい。
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