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SIMフリーでミドルクラスの“使える”スマホ 「Moto G5S Plus」「Moto G5S」「Moto X4」をレビュー&比較!

2017年12月28日 11時00分更新

文● 村元 正剛 編集● ASCII編集部
提供: モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社

コストパフォーマンスの高さで群を抜く「Moto G5S」

 5.2型のフルHDディスプレイを搭載する「Moto G5S」は、Moto G5S Plusより若干スペックを抑えたモデルだ。というよりも、Moto G5Sがベーシックモデルで、デュアルカメラを搭載し、機能を拡張したモデルがMoto G5S Plusと捉えるべきだろう。

5.2型のフルHDディスプレイを搭載。3モデルの中では最も軽い約157g。カラバリは、ルナグレー(本機)、ファインゴールド、オックスフォードブルーの3色。Moto G5S Plusと同じくメタル素材を用いた硬派でクールなデザインだ

 そんなわけで、Moto G5Sの基本的な機能や操作性はMoto G5S Plusと共通。CPU(G5Sは最大1.4GHzで、 G5S Plusは2.0GHz)、メインメモリー(G5Sは3GBで、G5S Plusは4GB)などのスペックに差があり、カメラ(G5Sは1600万画素で、 G5S Plusは1300万画素+1300万画素)も異なるが、電話、メール、SNSなどをメインに使うライトユーザーにはMoto G5Sで必要十分だ。

1600万画素のリアカメラで撮影した作例

夜景もきれいに撮れて、手持ちでも手ブレしにくい印象

物を撮った作例。Moto G5S Plusと比べて、ほほ遜色はない

500万画素のフロントカメラで、ビューティレベルを「4」にして撮影

 税抜2万8800円と価格は2万円台ながら、メタル素材を用いた落ち着きのあるデザインで、長く使い続けたい人にも適している。他メーカーであれば、3~4万円台でもおかしくない超お買い得モデルと言ってもいいだろう。

フロントカメラもすごい「Moto X4」は女性にもオススメ!
鏡面仕上げの背面や待望の防水機能も◎

 最後に紹介する「Moto X4」はここまで紹介した2台からはワンランク上の端末となり、価格も税抜5万3800円。Moto G5S/G5S Plusがお手頃だったので、やや高く感じるかもしれないが、これもまた、「この仕様で5万円台は安いのでは?」と思わせられるモデルだ。

5.2型のフルHDディスプレイを搭載。視野角が広く、自然な色合いで表示するIPS方式の液晶を採用。鏡面仕上げの美しい背面パネルは、エッジ部に3D処理を施し、手にしっくりとなじむ

 Moto X4は、Gファミリーよりも上位に位置づけられるXファミリーの最新モデルで、チップセットはミドルハイレンジ向けのもの(2.2GHz動作でオクタコアのSnapdragon 630)を採用しているが、高性能のデュアルカメラなど、他メーカーのハイエンドモデルに引けを取らない機能を備えている。

 3モデルの中では、この機種だけがUSB端子がType-C(他の2モデルはmicroUSB)、無線LANがIEEE802.11acにまで対応しているのもMoto X4だけだ。

Moto X4の指紋センサーを用いて、Windows PCに安全にログインできる「Motoキー」機能を搭載。声で操作する「Moto Voice」は日本語非対応だが、Android標準の「Googleアシスタント」は使える

 デザイン面でも背面パネルにもガラスを用いて、エッジ部にカーブを施し、リッチな質感を実現。国内のユーザーにとっては待望と言えるIP68の防水・防塵に対応し、雨天時や水周りでも安心して使えるのも魅力だ。

 カメラもワンランク上の仕様となっている。リアカメラはデュアルレンズカメラで、標準(1200万画素)と広角(800万画素)の組み合わせ。広い景色を撮りたいときに、ワンタッチで広角に切り替えられるのが便利だ。

標準カメラはf/2.0、広角カメラはf/2.2。一般的なスマホ向けカメラよりもピクセルサイズが大きいこともアドバンテージ

カメラを起動し、画面左側に表示されるアイコンをタップすると広角レンズに切り替わる

左が標準、右が広角カメラで撮影した写真だ

Moto G5S/G5S Plusと同じ状況で撮影してみたので、比較してみてほしい。イルミネーションは、他の2モデルよりもシャープに撮れる印象だ

物を撮ったときの明るさや色バランスも適正

 また標準カメラは、光を取り込む効率に優れ、ピント合わせが速い「デュアルピクセルオートフォーカス」を採用している。夜景や暗い場所での撮影など、従来のスマホカメラが苦手とするシチュエーションでもキレイに撮れることがセールスポイントだ。もちろん、Moto G5S Plusと同じように、「深度の有効化」を使って撮影した写真は「深度エディタ」で背景をぼかしたり、背景を置き換えたりといった画像編集も楽しめる。

撮影モードのメニューは、Gファミリーよりも多い

「スポットカラー」を選択すると、指定した個所以外はモノクロに

 1600万画素のフロントカメラで、高画質で自撮りできることも利点となる。Moto G5S Plusと同じように、ビューティーモードやパノラマセルフィーも楽しめる。LEDのソフトフラッシュを搭載しているので、暗い場所での撮影にも万全。モトローラは男性向けのブランドというイメージがやや強いかもしれないが、Moto X4のカメラは、かなり女性ユーザーを意識した作りになっているように思えた。

セルフィー用のLEDフラッシュも搭載

1600万画素のフロントカメラの撮影画質は満足度が高い

 さらに、Moto X4には、Gファミリーにはない「スマートカメラ」という独自機能がある。これは被写体を認識して、ウェブを画像検索したりできる機能だ(QRコードの読み取りも可能だが、これは今回紹介した3機種とも可能)。こちらもぜひ一度試してみていただきたい。

カメラを被写体に向けて、画面下方にブルーのアイコンが表示されると、スマートカメラ機能を利用できる

モトローラのスマホをスマートカメラで認識させてみた

このような検索結果が表示。タップすると、Chromeが起動して、そのウェブページにジャンプする

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