世界的な老舗メーカーのスマホが
国内のSIMフリー市場で人気高騰中!!
格安SIMの普及に合わせて、ラインナップが増えてきたSIMフリースマホ。国内外の多くのメーカーが参入する中、2017年に入って最も存在感を示したのはモトローラと言って差し支えないだろう。
そもそもモトローラは、1983年に世界初の携帯電話を開発・発売したメーカーだ。ケータイ時代には、日本でもさまざまなモデルが発売され、その中には「MicroTAC」や「RAZR」など、“名機“と呼ばれるモデルも少なくない。
スマホに移行してからも、海外では安定した人気を保っているが、日本国内ではSIMフリースマホ市場への積極的な製品展開で勢いが増している。注目機種としては2016年7月に発売された「Moto G4 Plus」。国内で最初にデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応したことや、コストパフォーマンスの高さが支持されてヒット商品に。同じく10月には、「Moto Mods」という追加機器を合体させて機能を拡張できる「Moto Z」ファミリーも発売している。
その勢いは2017年に入ると、さらに加速した。コスパに優れた売れ筋の「Moto G」ファミリーは「Moto G5」「Moto G5 Plus」に続いて、今秋にはさらに進化した「Moto G5S」「Moto G5S Plus」をリリース。フラッグシップのMoto Zファミリーも「Moto Z2 Play」に加え、「Moto Mods」のラインナップも増加した。そして、今年10月には、GファミリーとZファミリーの間の位置付けとなり、待望の防水機能に対応した「Moto X4」が発売されている。
フツーに使いやすく、コスパも高いSIMフリースマホを買いたい人には、「Moto G5S」「Moto G5S Plus」「Moto X4」のいずれも、必要十分な機能を備えて、なおかつお手頃なモデルだ。長く携帯電話を作ってきたグローバルメーカーなので、性能面でも安心度が高い。今回は、年末年始から来春に向けて、スマホの購入を検討している人のために、この3モデルのリアルな使い勝手を紹介していこう。
3万円台の価格なのにデュアルカメラで遊べる「Moto G5S Plus」
5.5型のフルHDディスプレイの「Moto G5S Plus」は、税抜3万円台の価格ながら、デュアルレンズカメラを搭載していることが最大のセールスポイントとなる。
2つのカメラのセンサーはどちらも1300万画素で、深度を有効にして撮影すると、まるでデジタル一眼カメラで撮ったかのように、背景を美しくぼかすことが可能。しかも、深度を有効化して撮った写真のボケの度合いは撮影後でもコントロールでき、さらにメインの被写体を切り抜いて残し、ほかの画像をはめ込み、合成するといったことも簡単にできる。
フロントカメラは、セルフィーを楽しむのに十分な800万画素。7段階で調整できるビューティーモードは、自然に肌理を整えてくれるので、男性ユーザーにも重宝するはずだ。85度の広角レンズを採用しているので、パートナーや友達との2ショットや背景を含めた写真も撮りやすい。さらに「パノラマ」でのより広い範囲でのセルフィーも可能だ。ぜひ試してみてほしい。
指紋センサーや独自のジェスチャー機能が使いやすい!
このMoto G5S Plusに限らず、今回紹介する3モデルは、いずれも前面の下部に指紋センサーを搭載している。画面オフの状態でセンサーに触れるだけで、ロックが解除と同時に画面が点灯する。
また、この指紋センサーにナビゲーションキーの機能を割り当てることも可能だ。この機能を「ワンボタンナビ」と呼び、オンすると、指紋センサーをタップするとホーム画面に戻り、右にスワイプすると履歴画面が表示、左にスワイプするとひとつ前の画面に戻せるようになる。ワンボタンナビをオンにすると、画面の下に表示されるナビゲーションのアイコンが非表示となる。つまり、画面をより広く活用できるわけだ。
モトローラのスマホには、ほかにも便利な独自機能があり、ホーム画面にプリセットされた「Moto」アイコンをタップすると、設定・チュートリアル画面に進める。購入時にオンになっているのは、本体を2回振り下ろすとフラッシュライトを点灯できる機能と、手首を素早く2回ひねるように動かすとカメラを起動できる機能だ。どちらも片手しか使えない状況で、灯りが必要だったり、突然シャッターチャンスに巡り合ったりというときに重宝する。ちなみに、カメラを起動して、さらに2回ひねるとフロントカメラに切り替わる。
電池持ちや対応ネットワークも心配無用!
モトローラのスマホは、ホーム画面や各種設定画面がシンプルでわかりやすいことにも定評がある。Androidスマホの場合、機種によっては、たくさんのプリインストールアプリがあり、たとえば2種類の写真管理アプリやメールアプリが入っていて、どちらを使えばいいのかを迷うこともある。モトローラの場合は、そもそも無駄なアプリはなく、「必要なアプリ、お好みのアプリを自由に追加してください」と言っているかのようなシンプルさだ。
3モデルいずれも、3000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、標準的な使い方であれば、電池は余裕で1日以上持つ。また、付属の充電器を用いることで、15分で最長6時間分をチャージできる急速充電に対応していることも心強い。
ネットワークはNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3大キャリアに対応しており、自分の好きな格安SIMで利用可能。2枚のSIMを挿して、4Gと3Gでの同時待ち受けができるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しているので、通話用に大手キャリアのSIM、データ通信用に格安SIMといった使い分けも可能だ。
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