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ブルーに染める:

どんな飲料も青くする謎の液体が楽しくて困る

2017年12月29日 15時00分更新

あやしげに見えるかもしれませんが、安全なヤツです

なんでもいいから青色にしたいぞ

 突然ですが、みなさんの好きな色はなんですか? 筆者はブルーです。着ている服も青いものが多く、今ではiPhoneユーザーですが、ガラケー時代はカラバリからブルー系をチョイスしていました。応援している球団は横浜DeNAベイスターズ、これまたイメージカラーはブルーです。

 これだけ青が好きなわけですが、青っぽい色合いの食べ物となると……なかなかどうして、数種のカクテルと、かき氷ぐらいしか思いつきません。青は食欲を減退させる色ともいわれていますし、積極的に食べ物に採用する必要もないのかも。

 しかし、時には、なんでもいいから青色にしたいぞ、と「分かいドライバー」を手にした野比のび太のようなテンションになることってありませんか? ない? あるということにしてください。

 「だったら青くすればいいだろ!」という商品があります。APPLE loves BLUE社の「青い森の天然青色りんごコンセントレイト」。60mlで価格は1296円。青森県産業技術センター農産物加工研究所との共同開発商品だそう。なるほど、青森だけに“青い森”ですか。これは一本取られました。

青い森の天然青色りんごコンセントレイト

 日本初という“ロイヤルブルーコンセントレイト”です。コンセントレイトとは濃縮液のこと。アンチャンから抽出した天然の青い色が特徴。アンチャンといってもサボテンの花ではなく、チョウマメの花です。古いですね。

 この花を利用した「青いりんごジャム」が雑貨店などで大ヒットしたそうで(ヴィレッジヴァンガードの販売ページ)、このコンセントレイトは、いわば派生品。そのため、ただ青いだけでなく、味付け(香り付け?)にりんごを使用しているそうです。

 特徴は着色料、保存料を使用せず、自然の材料にこだわったこと。そして、青いことです。後者は「そりゃそうだろ」と思われそうですが、本当に青くなるんですよ! 結構楽しいんだって! 論より証拠、やってみましょう。

水に垂らせばうつくしいクリアブルーに
味は「ほのかにリンゴ」

 色の変化が手っ取り早くわかるのは、やはり無色のもの。さっそくミネラルウォーターに入れてみましょう。500mlのペットボトルに数滴を垂らすだけでも、それなりにブルーになります。コップ1杯なら2、3滴でクリアブルー飲料の完成。

見た目は理科の実験みたいです

すっきりしたブルー

 どうです、青くなった。きれいなブルーです。毒々しくない。さすがはアンチャンですね。運動のお供にミネラルウォーターを持ち歩く人は、ちょっと気分を変えて数滴垂らしてみると、いつもと違う気持ちで水分補給できてよいのではないでしょうか。

 問題は味です。青くなったけれど、薬品くさくて飲めたものではない、では困る。実際に飲んでみると、微妙に、本当に微妙にですが、りんごの後味がします。そうはいっても、さすがにミネラルウォーターだからかろうじてわかる違いであって、濃い味のお酒やジュースなどに入れられたら、気づくのは困難でしょう。

 さて、透明な液体に入れるときれいなブルーに変化することはわかりましたが、色が付いている飲料に入れるとどうなるのか? ここからがコンセントレイトの本領発揮です。

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