今回は「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's ティラミス」を食べます。価格は235円前後。
層状構造が特徴の「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's」シリーズ、 2016年発売の「苺ショートケーキ」に続く第2弾。エスプレッソソースを、2つの異なるチーズ風味のアイス(クリームチーズ風味アイスとマスカルポーネ使用アイス)で挟み込み、さらに粉砕したココアクッキーで天面を覆っています。1個で171ml、251kcal。
食べてみると、とてもスッキリですね。思っていたよりしつこくない。おいしいです。しかし、何が違うのでしょうか。
その理由を考えてみると、まず、チーズ風味のアイスです。クリームチーズ風味アイスとマスカルポーネ使用アイスの違いは残念ながらいまいち感じられないのですが、いずれにしても、普通のスーパーカップシリーズのような舌に残る、ねとっとしたバニラの味ではありません(これはこれで好き好きでしょうけれど)。
さらに、その上に乗っているココアクッキーの食感、エスプレッソソースの酸味・苦味がアクセントになっている。チーズ風味のアイスと一緒になっても、べったりと甘くないのは、そのような工夫のたまものでしょうね。
したがって、いわゆるスーパーカップシリーズの印象を抱いて食べてみると、驚くのではないでしょうか。ティラミスの味の再現、なかなかよくできているなと思います。もちろんイタリア料理店のしっかりしたドルチェなどと比べるのはカテゴリー違いでしょうが、なかなかどうして、本格的な味わいではないかと。
今回は、イタリアといえばピザという家電担当の盛田さんと、イタリアといえばパスタというグルメ担当・ナベコさんに食べてもらいました。
盛田さん「うんまーい。これはあれですね、わたしの知っている『明治エッセル スーパーカップ』ではないですね。ティラミス風味の上品なアイスクリームですね。エッセル スーパーカップ特有のべとついた甘みがなく、するんとのどを通り、後味もとても良いです。ぐでんぐでんに酔ったときコンビニで買い食いしたくなるいつもの味とはやや違います」
ナベコさん「ブラボー。ティラミスらしい風味があるのに適度にあっさりしていて、嫌味なくおいしかったです。上にのったココアクッキーパウダー(?)のほろ苦さとチーズ風味のアイスのバランスがよいです。味が濃すぎないので、スーパーカップの大きさでも全部食べられるような気がします。全体的に、くどくないことが、とても好感」
筆者は第1弾の苺ショートケーキを食べたとき(関連記事)、このように書いています。
「最近では、高級感、プレミアム感を前面に出すアイスも増えてきました。その中で『ショートケーキっぽいけど、でもやっぱりスーパーカップなんだよね』というエッセルスーパーカップSweet's。他の高級路線な商品と比べると、ちょっと別モノという感じは正直あります。ただ、等身大の自分、という風情、『自分はスーパーカップなんだ』ということを忘れないサイズは、これはこれで捨てがたい魅力があります」
懐かしい味わいだった苺ショートケーキからすると、今回のティラミスには、一気に本格派の道に進んだ感があります。230円を超える価格にちょっとたじろぐかもしれませんが、スーパーカップらしいサイズ感と高級になりすぎない佇まいを捨てず、しっかりティラミスの風味を作り込んでいることはとても好感が持てます。今年の冬アイスでもとくに注目といえるでしょう。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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