週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

売れ筋25型で拡張性も求める人に向けた、ベンキューの新機種

省スペースと作業効率を両立するなら25型の「PD2500Q」が最適

2017年12月22日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: ベンキュー ジャパン

 ベンキューからクリエイター向けの25インチWQHD(2560×1440ドット)ディスプレー『PD2500Q』が登場した。PDシリーズには、32インチ4K(3840×2160ドット)ディスプレーの『PD3200U』や27インチWQHDディスプレー『PD2700Q』や『PD2710QC』があるが、今回はさらに一回り小さいサイズということで、限られた作業スペースでも置きやすいモデルと言えよう。そんな『PD2500Q』を使ってみた。

サイズダウンでも解像度は同じ

 27インチの『PD2700Q』は、10ビットの色深度やRec.709とsRGBカバー率100%、画面の左右でディスプレーモードを変えられるデュアルビューなど、クリエイターにとって使い勝手のいい作業環境を提供。またフリッカーフリーやアイケア機能も搭載し環境光に合わせて最適な色味や輝度に調整するなど、目にも優しくコストパフォーマンスに優れた製品で人気が高い。

 ただ、27インチという画面サイズは、デスクの上に置くと意外と大きい。限られたスペースにノートパソコンと並べて利用するという場合、それらを置くだけで机上がいっぱいになってしまう。今回のモデルはもう少し小さいサイズを望むユーザーにピッタリのディスプレーといえよう。

↑25インチベンキュー『PD2500Q』。ディスプレーの売れ筋である25インチサイズに投入。

 2インチ小さくなった『PD2500Q』は、解像度はそのままのWQHD(2560×1440ドット)なので、作業スペースはしっかり確保されている。クリエイターや工業デザイナーは、縦の解像度を重要視するので、その点はしっかりサポートしている。

 デザインは『PD2700Q』を踏襲。しっかりしたスタンドで、組み立てにドライバーは不要だ。ディスプレーの高さ調整可能で、チルトのほかスイーベルも備えているので、最適なポジションで作業ができる。また、ディスプレーを回転させて縦位置表示にも対応。「ディスプレーパイロットオートローテーション」(Windows用)がインストールされていれば、ディスプレーを回転させるだけで、正しい方向へ自動的に回転。扱うコンテンツによって縦横自由に利用できる。

↑高さ調整は130mm、チルトは-5~20度、スイーベルは左右それぞれ45度。最適な角度に調整できることは重要だ。

↑ディスプレーを90度回転させると、縦画面が可能。Webデザイナーでサイトデザインを確認する際にオススメ。

 背面にはDisplayPortが入力と出力を1つずつ。Mini DisplayPort、HDMIが1つずつ。さらに、USB 3.0ポートが5つ(うちupstreamが1つ)が備わっている。『PD2700Q』はUSB2.0で3つ(うちupstreamが1つ)だったので、うれしい仕様変更と言えよう。

↑サイズダウンながら、ポート類は増加。映像入出力も重要だが、USB3.0(スペック上はUSB3.1 Gen1)downstreamポートが4つ利用できるのが便利。

 IPS液晶を採用し、左右の視野角は178度。Rec.709とsRGBカバー率100%、輝度は350cd/㎡。応答速度は14ms(GTG 4ms)、コントラスト比は1000:1(DCR2000万:1)。製造時にすべての製品で個別にキャリブレーションが行なわれており、ハードウェア特性に合わせたガンマを確保し、そのディスプレーに合わせた最適な精細度で表示する。また、エンターテインメント業界で広く使用されている色精度基準である「Technicolor Color Certified」プログラムを取得。一貫した正確な色表現を実現している。

↑メニューの操作は、ディスプレー右下にある5つのボタンで操作。いちばん右側は電源。

 ブライトネスインテリジェンス(B.I. )機能により、周囲の環境光に合わせて、最適な輝度や色味で表現。目に優しく、白飛びや黒つぶれしないように自動で調整してくれる。フリッカーフリー技術も搭載し、LEDバックライトの輝度を落としたときに発生するフリッカーをカット。目が疲れにくい仕様になっている。さらに、画像モードには、「ブルーライト軽減」が用意され、4段階のカット量を指定できる。アイケアに力を入れているベンキューならではの機能だ。

↑ブルーライト軽減は、「マルチメディア」、「ウェブサーフィン」、「オフィス」、「閲覧」の4つのモードを容易に選択できる。

 専用のデザイナーモードには、細かい線や影がひときわ明瞭に見分けられる「CAD/CAM」モードや画像の暗い部分だけ明るさを10段階で調整でき、あらゆるディテールのチェックに役立つ「デザイン(アニメーション)」モードなども用意されており、作業効率と生産性が向上する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう