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スマホ前面を全部画面にできる ジャパンディスプレイが「LTPS」を解説

2017年12月12日 19時00分更新

後ろの景色が見える! 現在開発中の夢のディスプレー

ガラスに映像を投影しているかのように表示できる高透過・透明ディスプレー

ガラスに映像を投影しているかのように表示できる高透過・透明ディスプレー

 このほかの同社が現在開発中の技術も少し紹介した。

 透明なガラスに浮かび上がるように映像が表示される高透過・透明ディスプレーは、カラーフィルターと偏光板をなくすことで70~80%の背景透過度を実現。ARや車載用のインフォメーションディスプレーとしての用途を想定している。

メモリーを内蔵する超低消費電力ディスプレー

メモリーを内蔵する超低消費電力ディスプレー

 また、超低消費電力を実現したディスプレーは、バックライトのない反射型ディスプレーの画素にメモリーを内蔵することでデータを保持。データの書き込みを必要な時にだけ行なうことで消費電力を抑える。

17インチの小型8Kディスプレーと、それを応用した裸眼3Dディスプレー

17インチの小型8Kディスプレーと、それを応用した裸眼3Dディスプレー

 このほか、17インチの8Kディスプレーや、それを応用した裸眼3Dディスプレー(動画対応)なども開発しているとのことだ。

超高精細なHMDの展示機

超高精細なHMDの展示機

 そして同日、803ppiという超高精細なのVR(HMD)専用ディスプレーパネルを開発したと発表。実際の製品を会場に展示してデモを行なった。

 パネルは3.6インチで1920×2160ドット、90Hzで駆動。来年度中に量産できるのではないか、とのことだ。

会場では60Hzと90Hz駆動のディスプレーの比較も行なっていた。90Hz駆動ののほうがなめらかに動くため、VR酔いもしなさそうだ

会場では60Hzと90Hz駆動のディスプレーの比較も行なっていた。90Hz駆動ののほうがなめらかに動くため、VR酔いもしなさそうだ

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