週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

GTX1070Ti とGTX 1080をベンチマークで徹底比較

OCでゲームによってはGTX 1080超え 注目ビデオカード「Palit 1070Ti」レビュー

2017年12月20日 11時00分更新

文● 宮崎真一
提供: ドスパラ

GPUクーラーの冷却性能は優秀

 最後に「GPU-Z」を用いて、GPUコアの温度も比較しておきたい。なお、テストはアイドル時と高負荷時における温度を取得。室温は24度で、ケースに組み込んでいない状態でテストを行なっている。

GPUコアの温度

GPUコアの温度

 まず、アイドル時はPalit GTX 1070 TiとPalit GTX 1070 Ti OC、それにPalit GTX 1070を含めて、ファンの回転が停止するため、比較的高めだ。しかし、50度を切っており、この温度が問題になることはないだろう。

 一方の高負荷時は、GTX 1080 FEが80度を超える一方で、GTX 1070 Tiなどの温度は67度と十分低い結果を示した。つまり、GTX1070Ti JetStreamが搭載するGPUクーラーの冷却性能は、十分に高いと言えるだろう。

GTX 1080より安価で、かつ高いパフォーマンスを欲するならオススメの1枚

 以上のテスト結果から、GTX1070Ti JetStreamのパフォーマンスはGTX 1080とGTX 1070のちょうど中間というのが妥当な評価だろう。

 ただし、ゲームによってはGTX1070Ti JetStreamがGTX 1080との差を詰めるだけのポテンシャルを発揮しており、本製品を選ぶメリットがそこにある。

 また、ユーザーの自己責任になるがオーバークロックを試したいと考える人にとって、冷却能力に優れたGPUクーラーを備えるGTX1070Ti JetStreamはかなり魅力的な選択肢ではないだろうか。

 GTX 1080より安価に、それに匹敵するほどのポテンシャルを欲するのであれば、このGTX1070Ti JetStreamはオススメできる1枚であることは間違いない。

■関連サイト

提供:ドスパラ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう