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誰でも簡単に楽しめるシンプル操作で奥が深い「Fata/Grand Order Arcade」体験レポ

2017年12月10日 13時30分更新

 本作の操作は、前述したとおりだが、いざ筐体の前に座ると、そのシンプルさに驚く。移動は一般的だが、アクションゲームにもかかわらず視点を切り替えるスティックなどはない。中央の大きな宝具発動ボタンと、攻撃ボタンのみで、あとはセガ・インタラクティブが運営するサービスの汎用カードとなる「Aime(アイミー)」カードのリーダー、コイン投入口、左上に排出されるセイントグラフのカードを読み取るスリットがある。

パッと見、すごくシンプル

カード読み取り口に、複数のカードを重ねて入れる。この方法は、「艦これアーケード」と同じだが、カードサイズはひと周り小さく、薄い。最大で何枚入るのか、「艦これアーケード」のように同キャラを重ねて強化されるのかなどが気になるところ

今回はロケテ用の仕様のためか、保護スリーブに入れられ固定されていた。稼働時には、専用カードスリーブの販売もありそうだ。カードの裏側には、キャラクター説明やステータス情報などはなし

 ゲームを開始すると、まず最初に初めて使用するカードを無料で召喚する。

レオニーダス一世が登場

 サーヴァント召喚後は、性別と名前を入力してから、操作方法を学ぶチュートリアルがスタートする。

性別は特に進行に影響でないという

 チュートリアル終了後は、プレイヤー対戦に突入。キャラクターの編成は、「カード読み込み」で、スリットに入れたカードを読み取り、その後画面の上に使いたいサヴァントをスライドさせて選択。概念礼装は、キャラクターのステータス表示の下にあるスペースにスライドさせて設定していく。

 3騎1組で編成し、それが3人集まって1チームとなる。赤、青とチーム分けされ、総勢6人でのバトルとなる。戦闘は至ってシンプルで、グリップのターゲットボタンをクリックして敵をロックオンし、敵に近づきターゲットが赤くなったところで攻撃ボタンを押すだけ。攻撃ボタンを連打することでコンビネーションが発動する。

 防御は敵が攻撃してきたら攻撃ボタンを連打するだけ。押しっぱなしでは効果がないが、タイミングを合わせる必要はない。また、キャラクターの左上には魔力ゲージがあり、ダッシュや敵の攻撃に合わせてスティック操作+ダッシュで行なう回避にて消費する。魔力は時間経過で回復。

 言葉にすると単純だが、割とやり込むとシンプルながら奥が深くなりそうな気がする。防御がボタン連打で簡単に行なわれるので、正面からの攻撃は効果が薄い。逆に言えば、敵の意識外から攻撃をする必要がある。そのため、味方の動きを見て、連携することが重要な気がした。

 たとえば、味方が交戦している敵の体力が少なかった場合、ターゲットを素早くそちらに切り替え共闘して倒してしまうなどの判断が必要になりそうだ。素早く目的のターゲットに切り替えたい場合は、画面右端の敵キャラクター表示名をタッチすると、そのタッチしたターゲットの方向をすぐに向くので便利だ。

 FGOをプレイしている人ならば誰でも知っていると思うが、クラス相性もあるので、その辺りも考慮して戦う必要があるし、射程も当然アーチャーが一番長かったりと、自分に有利な距離での戦うことも重要なファクターになりそうだ。

 また、画面右下のコマンドカードの組み合わせにより、FGOでなじみのある「Quick CHAIN」、「Arts CHAIN」、「Buster CHAIN」が発動する。カード上部に金の装飾があるカードを3枚そろえると「Brave CHAIN」により、Extra Attackが追加される。控えのサーヴァントのアイコンが付いたカードをそろえると「Support CHAIN」が発動し、待機中のサーヴァントがサポートスキルを使用する。

 各サーヴァントのスキルや、宝具の使いどころも戦局に影響を与えるだろう。

宝具は、ボタン長押しと発動までに時間がかかる。発動するまでに気づかれたら、簡単に範囲から離れられて不発に終わることも

 操作系はシンプルながら、慣れてくるごとに戦略が上手くなり、戦うことが楽しくなりそうだ。また、正式稼働でどのサーヴァント、概念礼装が追加され使えるようになるのかが非常に気になるなど、今後大いに期待したいタイトルだ。

会場にはロケテで使われる以外のカードも展示されていた

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