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総務省が手掛けるイノベーション創出プログラム

ICT分野の「変な人」アワード!異能(Inno)vationプログラム授賞式レポート

アワード会場内には、各種展示も

透明人間カメラ「透け撮るん SKETOLN」

縦型自由視点動画「SwipeVideo」

 アワードの発表後、会場後部に設けられた展示エリアを回り、エントリーした人たちのブースをチェックしてみた。すでに見たことのあるスタートアップ企業から、見たこともないプロダクトやアイディアを披露している人もいて、とても面白かった。

転倒しない2WD EVモーターサイクル開発PJ

 2輪駆動のバイクのコンセプトを展示していたのは濱田氏。ジャイロセンサーを搭載し、荒れた路面でも転倒しないモーターサイクルを開発しているそう。コンセプトCGを拝見すると、「AKIRA」で金田が乗っていたピーキーすぎるバイクに似ており、期待が高まる。

写真や絵に動きを与える光投影技術「変幻灯」

 「変幻灯」は、光のパターンを投射することで、動きのない静止物が動いているように見せる技術。デモでは本の表紙に投影していたのだが、もうはっきりと動いているように見えて驚いた。

お年寄り向け海外旅行VR体験サービス

 株式会社IACEトラベルの特別賞を受賞した「お年寄り向け海外旅行VR体験サービス」は、登嶋氏が個人で活動しているソリューション。高齢者に思い出の場所や海外旅行をVRで体験してもらうというもの。クラウドファンディングも成功させており、今後に注目だ。

衣服に簡単に取り付けられる布製のタッチパッドモジュールの開発

 「衣服に簡単に取り付けられる布製のタッチパッドモジュールの開発」を展示していた土田氏。導電性の布をタッチパッド化して、エプロンに付けていた。これは、少し考えただけで、いろんな応用ができそう。筆者は、ソファの腕置きのところに付けて、各種リモコン代わりに使いたいと思った。

 年を追うごとに盛り上がっている「異能(Inno)vationプログラム」。ここから、多数のプロダクトが世に出ていくことは間違いない。さらにこの中から、日本起点で破壊的なイノベーションを起こすアイディアが生まれる予感がひしひしと。今後も、要注目のイノベーション創出プログラムと言えよう。

初出時、文章中に誤りがありました。ここに訂正し、お詫びいたします。(2017年11月30日)
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