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マウスに比べてどこが優れているのか?MX ERGOで検証!

トラックボールの利点を力説する人々の話が本当なのか調べてみた

2017年11月22日 11時00分更新

文● 村野晃一
提供: ロジクール

MX ERGOを1週間使ってみた結果

 さて、ファーストインプレッションからわずか1行だが、早いものでMX ERGOを使い始めてもう1週間が経った。経ったのだ。

 その間、リビングで使ってみたり、自宅のPCのマウス替わりにしてみたりと、いろいろと使ってみた結果、「ああ、なるほど」と腑に落ちたことがいくつかある。

膝の上にて操作。ラク。キーを打たず、ブラウジングや動画の視聴時などは便利に使える。

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リビングのソファーに寝転がって。ラク。やわらかいソファーの上でも操作できるのが◎。

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寝所にて。あいにくベッドではないので布団に潜っての操作だが、なんというかダメ人間感がすごい。

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 実際に使ってみると、思っていたより全然細かい作業ができる。要は慣れの問題だ。1週間使ってみたが、これまでマウスオンリーという人でも、丸1日使っていれば、あまり不自由は感じなくなるはず。

 そして確かにマウスより手が疲れない。これは大きいかもしれない。マウスを使っていたときには、それが当たり前のことなので気付かなかったのだが、MX ERGOを使い始めると、いかにマウス操作で手に負担を掛けていたかが実感できる。

 さらに、テレビに表示したり高解像度画面など、広い画面では、ポインタの移動がマウスより楽。

 などなど、いくつか特筆するべきこがあったのだが、その利便性を一番実感したのは通常のデスクワークをしているときだった。

 実はPCでのデスクワークで最も使うのはキーボードであり、その間にマウスなりトラックボールなりを操作するのは、ポインタを移動させるときだと気づいたのだ。つまり、マウスだと、キーボードから右手を放し、マウスを握ってポインタを移動させる、という作業が必要になるところを、トラックボールだと、手を置いたり、握ったりせず、ボールを指で操作するだけで済むのだ。

 本来的には本当の意味でのトラックボールの利点ではないのかもしれないけど、なにしろこれが本当に便利だった。これだけのためにトラックボールを脇に置いておいてもいい、と思えるくらい。

MX ERGOならではの利点

 ここらへんで、私がもうだいぶトラックボールに毒されてる(?)ことがお分かりかと思うが、ここまで私がトラックボールの肩入れをするようになったのは、やはり使用したのがMX ERGOだったから、というのが大きいと思う。

 まず第1にロジクールの最新のMXシリーズではお馴染みのFlow機能に対応している点。

オプションツール「logicool options」で設定できるFlow機能。

 Flowは、多機種間でのマウスあるいはトラックボール、キーボードなどの入力デバイスの共有を可能にするロジクールオリジナルのユーティリティ。

 マウスで利用しても便利なのだが、Flowの操作は、画面端にポインタを移動すると、もう1台のマシンに制御が移るという特性上、画面をまたいでポインタを移動させる必要があるのだ。これがトラックボールだと、手を動かさずにスイーっと可能になる。MX ERGOは、Flowとの相性がバッチリなのだ。

 次に、傾斜角を可変できるマグネット式のチルト機構。

 使い始めの際は、私もボタン平行を保つ0°で利用していたのだけれど、20°角での利用のほうが、手の手刀部分を平面に密着しておくことができ、より手が疲れにくい。先に書いた、ボールのみを操作してのポインタ移動だけのときには、ボールが上側にあったほうが操作しやすいという点でも、傾斜角を選べるのはいい。

 そして第3に、プレシジョンモードの搭載だ。

ボールの手前にあるボタンに割り当てられている精密モード切替。

 プレシジョンモードについてはこれまで触れてこなかったけど、ボタン操作で、トラックボールの移動感度を変えられる機能のことだ。ユーティリティでは、“精密モード”と表示されている。広い画面では、長い移動距離を素早くポインタ移動させるため、ある程度感度を高く設定して使うことになるけど、MX ERGOでは、ボタン操作で移動感度、精度を落とし、細かいポイントの微調整が可能になる。長距離移動と細かい操作の両立がボタンひとつでできるというわけ。

 ハイエンドモデルというだけあって、フィット感や形状バランスなどの作り込みもさることながら、細かいところまで配慮がなされている。

 MX ERGOなら、マウスからの乗り換えも良好なのではないかと思う。特に、ディスプレーを複数並べて2台のPCを併用しているとか、狭いパソコンデスクなどを利用していてマウス操作にキュウキュウしている、というユーザーにはおススメです!

  ロジクール
ワイヤレストラックボール
MX ERGO
メーカー ロジクール
型番 MXTB1s
センサー方式 アドバンス オプティカル トラッキング
解像度dpi 320 - 440 (初期値380)
総ボタン数 8
スクロールホイール
チルト機能
使用電池 充電式リチウムポリマー電池 (500 mAh)
操作距離 最大10 m
無線方式 アドバンス2.4GHzテクノロジー(Unifying対応)、
Bluetooth®low energy
直販価格 1万2880円(税抜)
■Amazon.co.jpで購入
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(提供:ロジクール)

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