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金目鯛・のどぐろなどの高級食材を使用

ファミマ「忖度」商品化 弁当になる

2017年11月20日 18時45分更新

 ファミリーマートは、今年話題となったキーワード“忖度”をテーマにした和風の弁当「忖度御膳」を、12月1日から全国のファミリーマート・サークルK・サンクス(沖縄県を除く)にて数量限定で発売します。価格は798円。

 ファミリーマートの公式Twitterアカウントは11月10日、「流行語大賞を取れそうな #忖度 と #けものフレンズ のどちらかで商品化する事になりそうです 皆さんは、どちらがいいですか?」と投票を呼びかけていました。

 投票方法は、対象のツイートに対し、けものフレンズへ投票したいならリツイート(RT)を、忖度なら「いいね」をするというもの。投票の結果、11月13日時点で、RTは3万件弱、いいねは6万件以上。ダブルスコアで忖度の圧勝となりました。

 この結果を受けて商品化された忖度御膳は、“忖度の成功”を祈って、現在のファミリーマートのお弁当ラインナップで最高額となる798円の高級弁当に仕立てたとのこと。塩麹で漬け込んで焼き上げた金目鯛、藻塩で焼き上げたのどぐろ、枝豆サラダや野菜のうま煮、豚肉炒めなどを詰めた和風の弁当になっています。

“忖度”のメッセージを、お品書きとして添付

 なお、ちょっと“ネタにマジレス”のようで恐縮ですが……忖度はあくまで「他人の気持ちをおしはかること」という意味の言葉です。しかし、この忖度御膳には、お品書きや広告画像などを見る限り、政治的な悪どい意味合いを感じさせるムードも、少しばかりあるような気がします。

 今年の流行語であることは間違いないのですが、厳密に言えば、“忖度”があったのではと疑われた事例はいくつかあったにせよ、それに関して確定的な証拠がはっきりと示された事例は、現時点ではありません。流行語とはそういうものと言ってしまえばそれまでですが、忖度という言葉が一人歩きしてしまっている印象もあります。

 ファミリーマートの忖度御膳には、たとえば“賄賂”にあたるようなニュアンスが入っているというか、言葉自体に悪意を持たせてしまっているようにとられかねない雰囲気があるのでは……とも思いました。ともかく、商品名は話題になりそうです。

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