フィットビット・ジャパンは11月14日、アプリ開発者やユーザーを招いたカンファレンス「Fitbit Developers and Users Conference 2017 Autumn」を開催した。
フィットビット・ジャパン カントリーゼネラルマネージャー 千川原智康氏が登壇し、Fitbit初のタッチスクリーン スマートウォッチ「Fitbit Ionic」が、日本では2018年1月に発売することを明言した。予定価格は3万6000円。
Ionicは、同社初のタッチスクリーン スマートウォッチだけあって、初採用の機能が多い。例えばフィットネス関連では、GPSを内蔵し走り出すと自動起動、水泳での自動ラップ計測、Ionic上でのパーソナルコーチング。
スペック面では、5日間以上持続するバッテリー、2.5GBストレージで音楽再生に対応し300曲以上の保存、NFC、サードパーティーアプリ向けのオープンオペレーティング・システムの提供などだ。NFCはクレジットカードや銀行の決済目的のために搭載されており、日本国内での対応については「対応先を調査中」とのこと。
SDKを積極的に活用、日本の開発者コミュニティーを構築したい
続いて、Fitbit アジア太平洋地域 製品マーケティングディレクター アレックス・ヒーリー氏が、Fitbitの背景、Ionicの機能を説明した。とりわけ興味深いのが、買収したPebbleが開発・提供していたSDKの遺産を積極的に活用していることだ。すでに9月からSDKやWebベースの開発環境「Fitbit Studio」を公開している。
ヒーリー氏は「日本の開発者のみなさんには、コミュニティーのなかで日本に最も適したユニークなアプリを開発して欲しい」と話し、「PebbleにできてFitbitでできないことは?」との質問に対して「Pebbleにできなくて、Fitbitでできることはたくさんあります。まず、Fitbitには利用できるセンサーがたくさんありますよ。スクリーンは高解像度。テクノロジーの世代が進化しているのです」と答えた。
またカンファレンスでは、ブルーエアー 代表取締役 嶋田智成氏が「Clock Faceを作成する上でのポイント」、ワールドソフト・イーエス WEBアプリケーションチーム チーフエンジニア 鈴木克明氏が「アプリ開発のポイント・注意点」についてを紹介した。
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