2017年10月13日に「Japan Open Innovation Fes 2017」が開催されました。オープンイノベーションを促進させるべく、ネームバリューや実績に関係なく、さまざまな企業が出会える“場”を提供するプラットフォーム「eiicon」。すでに1800件以上が登録されており大いに注目されています。そんなeiiconが主催したイベントの模様をお届けします。
イベントは盛況。すでに来年も開催決定
会場となった東京・大手町にある「SPACES」では、イノベーターなどのトークセッションのほか、最先端技術をもったスタートアップや提携先を求めている企業のブースなどが並び、リアルでパートナーを探しマッチングできるようになっていました。
トークセッションは朝の10時から夜の6時までみっちりでしたが、朝イチのセッションから立ち見が出るほどの盛況ぶりで、まずはeiicon founderの中村亜由子氏の挨拶から始まりました。簡単にeiiconのサービス概要を説明したあと、新たな取り組みが発表されました。
中村氏「10月から3月1週目まで、積極的にeiiconサービスを活用いただいて新規事業の起ち上げに取り組まれた企業さまを表彰する“eiicon大賞”という制度を始めます」
まだ詳細は決まっていないようですが、豪華賞品を用意するとのことなので、パートナー探しとともに一石二鳥を狙うのもいいかもしれません。今後サイトの方で詳細は発表するとのことです。
さらに、まだ今回のイベントが始まったばかりですが、2018年の8月に「Japan Open Innovation Fes 2018」を開催予定とのこと。さらなるオープンイノベーションの実現へ、次回も参加していただくよう呼びかけていました。eiiconは、ほかにもさまざまイベントを手がけているので、興味のあるイベントは積極的に参加するといいでしょう。
目的を明確にしじっくり地に足をつけて取り組む
続いてオープニングスピーチとして登壇したのは、グロービス・キャピタル・パートナーズジェネラルパートナー 最高執行責任者 今野穰氏。「日本のオープンイノベーション最前線」と題し、今野氏の身近に起きているオープンイノベーションの事例を具体的に紹介し、「オープンイノベーション」とはどうあるべきなのかを伝えていた。
今野氏「オープンイノベーションという言葉を聞かない日はないぐらいですが、実態はなんだろうと、実際に関わっている人たちはどのくらい立ち止まって考えているのでしょうか。ある意味懸念を抱いています。具体的には、「オープン」と言っていますが、何が「オープン」なんでしょう? ゴール/マイルストーンはなんですか? 投資業を始めることですか? アウトソース先(委託先)としてのベンチャーを探しているのですか? なんとなくベンチャーと接していれば良いのですか? こういったことを念頭において聞いてほしい」という話で始まったセッションは、オープンイノベーションに関わる5つの要諦を提示しました。
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