1080を1070Tiが上回る結果も確認できた
ただし、偶然や個体差の可能性あり
次はプレイヤー数ではダントツのPUBGこと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」だ。プレイヤーが最初に集合する島で一定のコースを移動した際のフレームレートを「Fraps」で計測する。ゲームの設計上、どう頑張ってもカクつく時はカクついてしまうため、最低・最高fpsは除外し平均fpsだけを比較する。
GTX 1070なら最高画質&フルHDで平均70fps以上出せるが、ワンランク上のGTX1070Tiにすることで80~90fpsあたりまで引き上げられる。周囲の地形や他プレイヤーの介在がフレームレートに影響しやすいゲームだけに、GPUパワーでマージンを確保しておきたいところ。
その点ではGTX1070Tiは順当に性能を伸ばしているので好適といえるが、あまりにもGTX 1080と見分けが付かない。GTX 1070Tiを買うべきか否かは実売価格がどこまでお買い得感を出せるかによるだろう。
GTX 1080のメリットはCUDAコアの多さと搭載メモリーの帯域の太さにあるが、重量級ゲームでの性能はどの程度変化するか調べてみた。まずは「Tom Clancy's Ghost Recon: Wildlands」が持つゲーム内ベンチマーク機能で比較する。画質はプリセットの“ウルトラ”だ。
3DMarkやFF14ではGTX1080>GTX 1070Tiという図式が見られたが、このゲームでは誤差程度ではあるがGTX 1080を1070Tiが上回ってしまった。両者のスペックから考えると性能的に逆転することは非常に考えにくいが、比較用に準備したGTX 1080 FEは今日に至るまで結構酷使されてきたものだけに、グリスなどの劣化で冷却が甘くなり、ブーストがかかりにくくなったなどでGTX 1080のパフォーマンスが伸びにくくなったのではなかろうか。
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