iPhone Xはいよいよ今週末10月27日(金)16時1分予約受付開始です。
アップル内部事情に詳しいKGI証券のアナリスト ミンチー・クオ氏は、年明けまで品薄状態がつづくと予測。レコードチャイナが報じたところでは、複数の転売屋がiPhone Xの取引価格は「最高34万円(2万元)まではねあがる」と見ているとのこと。iPhone Xの価格は、アップルオンラインストアでSIMフリー版を購入した場合、11万2800円~12万9800円なので約3倍です。
Forbes誌は大胆にも、「幸運にもiPhone Xをクリスマス前までに入手できた人は、金銭面から考えるとeBay等で転売することを考えるほうがいいかもしれない。そうすれば、転売で得たお金で1月以降に3台のiPhone Xを入手できるかもしれない」と転売をうながすかのような記事を載せていました。
ためしにアスキーが「10月27日に予約開始のiPhone X。入手できたら未開封のまま売ってしまおうと思っている人はいますか?」とTwitterで聞いてみたところ、646人のうち約1割が「売ろうと思ってます」を選びました。残りは「いえ転売はしません」約2割、「ていうか買いません」約7割です。
10月27日に予約開始のiPhone X。入手できたら未開封のまま売ってしまおうと思っている人はいますか?
— 週刊アスキー (@weeklyascii) 2017年10月22日
iPhone Xを転売目的で購入しても問題はないのでしょうか。みずほ中央法律事務所の三平聡史代表に確認したところ、一般的な物品の転売行為は経済活動の自由として認められているためOK。ただし購入時に「転売しない(転売目的ではない)」ことが前提(確認事項)となっている場合、転売目的を隠して購入するのは違法。刑法上の詐欺罪や民法上の詐欺取消に該当する可能性があるそうです。
また、小林裕彦弁護士によれば、携帯電話会社から購入した通話可能な携帯電話の転売は帯電話不正利用防止法違反。さらに、転売目的を隠して携帯電話会社から端末をだまし取る行為は詐欺にもあたるそうです。
iPhoneに限らず、人気製品はフリマアプリやオークションサイトで高額な値段をつけて転売されることが多いです。一方、転売目的の購入のおかげで本当にほしいと思っている人が買い逃してしまうことがあるのかと思うと、モヤモヤするところもありますよね。みなさんはどう思いますか?
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