Fire Strikeはカクつきなし
FF14は最高品質でもOK
ゲーミングノートPCなので、やはり性能面も気になるところだろう。今回はいくつか有名どころのベンチマークテストで、実際の性能をチェックしていこう。
3D描画性能を数値で比較できる「3Dmark」の「Fire Strike」テストでのスコアーは6256。動きはなめらかでフレームレートの落ちこみはほとんど見られなかった。
Direct X12ベースのテスト「Time Spy」でのスコアーは2309で、動きはややぎこちなく、ところどころでカクつきを感じる状況だった。数値や挙動は、おおむねGeForce GTX 1050 Tiを搭載するデスクトップPCと同じであり、PCゲームへの適性はそれなりに高いことがうかがえる。
実際のゲームプレイの状況を再現して適性度を計測できる「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では、グラフィック設定を「高品質(ノートPC)」、解像度を1920×1080ドットのフルスクリーンにすると10596だった。
解像度や表示設定は同じにして、グラフィック設定プリセットをデスクトップPC向けの「最高品質」に変更しても7347であり、どちらも「非常に快適」という結果だった。実際の動作画面を見ても、動きはなめらかでカク付く場面はない。
一般的なアプリを実行してその快適さを数値で示す「PCMark 8」は3889、「PCMark 10」は4630だった。こちらは、同じく4コア8スレッド対応のデスクトップPCと比べると若干低い数値となっている。ノートPC向けのCore i7-7700HQは、デスクトップPC向けのCore i7と比べると定格動作周波数が低いため、こうした結果となったのだろう。
とはいえシステムドライブはSSDだということもあるが、Windows 10や各アプリの挙動はキビキビしており、起動も速い。アプリのウィンドウの移動もスムーズであり、非常に快適に利用できるのは確かだ。
残念ながら光学ドライブは搭載していないのだが、最近はほとんどのPCゲームやアプリがネットワーク配信に移行しており、動画や音楽も月額いくらというサブスクリプションサービスが主流になりつつある。
筆者にしても、光学メディアを最後に利用したのは2~3年前ということもあり、あまり問題にはならないだろう。光学メディアで販売されていた古いゲームを楽しみたいなら、USB接続の外付け光学ドライブを後から購入すればいい。
幅広いニーズに応える使いやすいノートPC
GPUはミドルロークラスなので、精緻な3Dグラフィックスを多用する最新のPCゲームも快適に遊べる、というわけではないようだ。とはいえ付属の液晶ディスプレーはフルHDなので、グラフィックス表示の設定を若干緩めれば、充分楽しめるレベルになる。
またファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマークのスコアーを見ると、そこまでの負荷はかからないネットゲームであれば快適に遊べるだろう。
GV62は、PCゲームユーザーだけに向いているわけではない。高速なシステムドライブと容量の大きなデータドライブという構成は、大きなファイルを日常的にやりとりする必要があるビジネスの現場でも役立つ。
16型前後のノートPCとしては平均的なサイズで重さも2.2kgと比較的軽いので、出張のお供としても活躍できる。基本性能が高いので、さまざまな用途や場面でPCをフル利用する必要がある大学生や高校生にも向いている。子どもから大人まで、幅広いユーザー層にオススメできる使いやすいノートPCだ。
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記事で紹介した「GV62 7RE(1855JP)」が、11月1日からヨドバシカメラで5000円引きで販売される。税込16万4800円が15万9800円になるので、購入するなら絶好のチャンス!
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