ごきげんよう、新しい食べ物や飲み物に興味津々の記者のナベコです。みなさん、九州発の乳性炭酸飲料「スコール」をご存知でしょうか? 西日本を中心に昔から根強い人気があるスコールですが、今年はアルコール製品「サッポロ 愛のスコールホワイトサワー」が全国で発売され、知名度が高まっています。スコールは、よく「カルピスソーダ」と似ていると言われています。では、結局どちらがおいしいのでしょうか? 飲み比べてみました。
食べる人:記者ナベコ
デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワイン。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。食事は焼肉と焼き魚と新鮮な刺身が好き。
■カルピスソーダとスコール
カルピスソーダとスコールを集めてみました。はたしてどちらがおいしいのでしょう? 記者が独断で勝者を決めちゃいます!
〇カルピスソーダ
・製造元:アサヒ飲料
・初登場年:1973年
・栄養成分(100ml当たり):エネルギー36kcal、たんぱく質0.2g、脂質0g、炭水化物8.9g他
:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、脱脂粉乳、乳酸菌飲料/炭酸、香料、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
アサヒ飲料のおなじみ「カルピス」をベースに開発された炭酸飲料。初登場は1973年で、実は「カルピスウォーター」より製品化が早かった。
〇スコール(正式名:スコールホワイト)
・製造元:南日本酪農協同
※日本コカ・コーラも南日本酪農協同の許諾を得て製造をしていますが、今回は南日本酪農協同のものを入手
・初登場年:1971年
・栄養成分(100ml当たり):エネルギー52Kcal、たんぱく質0.4g、脂質0.0g、炭水化物12.6g他
・原材料:糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、乳等を主要原料とする食品、蜂蜜、酸味料、香料
乳性の炭酸飲料の先駆け。デンマーク語の“乾杯”と、熱帯地方の夕立から名前をとっている。「愛のスコール」がキャッチコピー。
■検証
〇カロリーはスコールのほうが圧倒的
まずカロリーをチェックしてみました。
カルピスソーダは100mlあたり36kcal。一方、スコールは100mlあたり52kcalでずいぶんスコールのほうが高いです。
炭水化物を見ても、カルピスソーダは100mlあたり8.9gに対して、スコールが12.6gもあるので、カロリー制限、糖質制限をしている人は、カルピスソーダを選んだほうが賢明かもしれません。
〇色は同じですが、スコールのほうが泡が多い
色を見比べてみました。両方とも濃い乳白色で、あまり差はなさそうです。ただ、同じようにカップに注いでも、スコールのほうが泡が多く立ちました。
〇味は?
肝心なのは味。味わって飲み比べてみました。
カルピスソーダは炭酸強め。ほのかな甘さと乳酸菌の酸味ですっきり。飲んだ後も口の中に酸味が残るのが特徴です。
スコールは、カルピスソーダより炭酸控えめ。全体的にまろやかな味。カルピスの風味とはやや異なる、ヨーグルトの乳清のような酸味を感じました。
■結果
カルピスソーダとスコールは乳性の炭酸飲料ということで別々に飲むと似た風味に感じるかもしれませんが、同時に飲んで比べてみると違いがしっかりとわかりました。
炭酸の刺激はカルピスソーダのほうが強め。また味は、カルピスソーダは酸味が後味として残ります。スコールのほうが甘さが強く感じられますが、後味に酸味はあまり残りません。
好みによると思いますが、カルピスのほうがシャープな味わいで、大人向けだと思いました。よって、私がオススメしたいのはカルピスソーダ! アサヒ飲料独自の乳酸菌飲料カルピスは定番製品であるだけに実力があるなと実感しました。
スコールは優しい味ですが、酸味が控えなためか、味の輪郭がボヤボヤしてしまいます。私は東日本出身なので、もともとスコールになじみがなく、好みの問題もあるかもしれませんが。
みなさんはカルピスソーダとスコール、どちらがお好きでしょうか? 機会がある時に飲み比べてみてはいかがでしょうか?
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