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攻殻機動隊っぽい光学迷彩からARアートまで目白押し

影がつくり出すアートとVRの融合がスゴイ!その意外な仕組みとは

2017年11月02日 11時00分更新

 VIVEのコントローラーは、VIVEのシステムにより位置がトラッキングされる。そのシステムを利用して、コントローラーを懐中電灯と見立て、3Dデータ上ではコントローラーを向けた方向に光を差し、台の上に置かれた彫像の影が表現される。その影のみをプロジェクターで現実空間に投影しているのだろう。以下、メイキング映像では左側がVR上で描かれる3Dデータの様子、右側が現実空間に投影する影の状態となっている。

 今回の展示会ではPCとVIVEはバックグラウンドに隠してあり公開していないが、不可視彫像の影を楽しんで貰ったあと、VIVEを被って貰い、どんな彫像が隠れていたのか答え合わせを行なうこともできるようだ。

 3Dデータを処理し、VR用に左右2つの映像を出力、加えてプロジェクターで投影を行なうとなると、PCはとても高性能なデスクトップになるかと思われる人もいるだろうが、実際はGeForce GTX 1060以上と、VR推奨環境以上のスペックがあれば問題なく、今回はマウスコンピューターのクリエィティブ向けブランドDAIVのノートPC「DAIV-NG5720S1-SH2」(直販価格 16万4800円)を使用しているという。

「DAIV-NG5720S1-SH2」

「DAIV-NG5720S1-SH2」の主なスペック
液晶ディスプレー15.6インチ(1920×1080ドット、ノングレア、sRGB比95%)
CPUインテル Core i7-7700HQ (4コア/8スレッド、2.8~3.8GHz)
グラフィックスGeForce GTX 1060(3GB)
メモリー16GB(PC4-19200)
ストレージ256GB SSD(M.2 SATA3)、1TB HDD(5400rpm)
通信機能IEEE802.11a/b/g/n/ac(最大433Mbps)、Bluetooth V4.2+LE準拠
インターフェースHDMI出力、ミニDisplayPort出力×2、USB3.1 Type-C×2、USB3.0×3、マルチカードリーダー、ギガビットLANほか
サイズ/重量385(W)×271(D)×31.5(H)mm/約2.8kg
OSWindows 10 Home (64ビット)

 作品を見させて頂いた後に制作者である坪倉輝明氏(以下、略称)、お話を伺う機会を得たので、作品のことや作業環境について伺ってみた。

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