変更ポイント9
見やすいUDデジタル教科書体のフォントが採用された
Windows 10で利用できる新しいフォントが追加された。タイプバンクがデザインした「UD デジタル教科書体」は、学習指導要領に基づいた字体や字形を再現しているのが特徴。点やハライの形状が正確で、例えばひらがなの「や」の短い縦棒が貫通していないところまで再現している。この手の書体は、楷書だと読みにくくなりそうだが、「UD デジタル教科書体」は線の太さの強弱を抑えて読みやすくしている。ひとつのウェイトごとに、N(等幅)とNP(P付き)、NK(K付き)の3種類のフォントを用意している。
変更ポイント10
知人とのコミュニケーションが楽になる「My People」
連絡先を管理できる「People」アプリも強化された。「My People」機能では、任意の相手をタスクバーにピン留めできる。クリックすることで即コミュニケーションを開始できるのが楽だ。また、ピン留めした相手からSkypeで絵文字が届くと、タスクバーの上にダイレクトに表示されるようになる。
番外
3D BuilderやOutlook Expressなどが削除される
マイクロソフトは「Windows 10 Fall Creators Update」以降、削除される機能と推奨しない機能の一覧を公開している。例えば、「3D Builder app」や「Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)」「Outlook Express」などが削除される。非推奨になる機能には、「IIS 6 Management Compatibility」や「Windows PowerShell 2.0」などに加えて、「Microsoft Paint」もある。初期のWindowsから搭載されてきた「ペイント」だが、ようやくお役御免というところか。
削除される機能
3D Builder app
Apndatabase.xml
Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)
Outlook Express
Reader app
Reading List
Resilient File System (ReFS)
Screen saver functionality in Themes
Syskey.exe
TCP Offload Engine
Tile Data Layer
Trusted Platform Module (TPM) Owner Password Management
非推奨になる機能
IIS 6 Management Compatibility
IIS Digest Authentication
Microsoft Paint
RSA/AES Encryption for IIS
Sync your settings
System Image Backup (SIB) Solution
TLS RC4 Ciphers
Trusted Platform Module (TPM): TPM.msc and TPM Remote Management
Trusted Platform Module (TPM) Remote Management
Windows Hello for Business deployment that uses System Center Configuration Manager
Windows PowerShell 2.0
以上が、Windows 10 Fall Creators Updateで変わるポイントとなる。ほかにも細かい変更点がたくさんあるので、それぞれ本連載で突っ込んで紹介していく予定だ。
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