「m-Book T500XN1-M2SH5」はLightroomやPhotoshopもサクサク
次にこの強力なCPUやグラフィックスがクリエイティブ系の作業にどの程度影響を及ぼすかをチェックすることにした。まず、RAW現像でどれくらい差が出るかを見るため、Adobe Lightroom CCで29枚のRAWデータ(画総数は16Mピクセル程度)を一括して現像してみたところ、次のような結果になった。
Lightroomでの現像時間 | |
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現像時間 | 31秒42 |
ちなみに、CPUにCore i7-7500U(2.70GHz)、グラフィックス機能としてIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)を搭載した「m-Book H 570」シリーズの場合は、同じテストで54秒15という結果だったので、「m-Book T500XN1-M2SH5」はその約1.7倍高速というわけだ。
続いてAdobe Photoshop CCで「ぼかしギャラリー」や「スマートシャープ」などの複数のフィルターを適用するアクションを作成し、GPUによる高速化の有効/無効を切り替えて29枚の写真にバッチ処理してみたところ次のようになった。
Photoshopでの写真加工時間 | |
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高速化無効 | 5分31秒31 |
高速化有効 | 1分53秒12 |
結果を見てわかるように、GPUによる高速化を有効にすることによって処理時間が大幅に減っている。Photoshopの場合すべての機能でGPUによる高速化の恩恵が受けられるわけではないが、作業内容によっては効率のアップに役立ってくれるはずだ。
10倍以上の高速化!? TMPGEncでGeForce GTX 1060のハードウェアエンコードをチェック
さらに、TMPGEnc Video Mastering Works 6でGPUのハードウェアエンコーダー(NVENC)をオン/オフにして5分程度の4K解像度のH.264/AVC動画を、解像度はそのままH.265/HEVCに書き出してみた。
TMPGEnc Video Mastering Works 6での処理速度 | |
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NVENCオフ | 54分14秒 |
NVENCオン | 4分34秒 |
結果を見てわかるように、NVENCをオンにするとCPUだけの場合と比べて10倍以上のスピードで動画をエンコードすることが可能。しかも動画の実時間(約5分)よりも短い時間で処理が完了した。これらのことから、写真編集や動画編集などのクリエイティブワークにも本機は力強い味方になってくれるといえそうだ。
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