白いチョコミントはレアです
チョコミントといえば、茶色のチョコに、薄い青緑色のミント。このコントラストが定番です。しかし、色が付いているのは子供の遊戯よ、大人はあえて真っ白で勝負するものさ。酸いも甘いも噛み分けた上で、あえてのホワイト……それがグリコの姿勢のようです。
今回はグリコ「グリコ ジャイアントコーン 大人の白いチョコミント」を食べます。10月11日からセブン-イレブン限定発売。価格は173円。
グリコの「白いジャイアントコーン」と「スーパーチョコミント」を合体させたアイス。ホワイトの生チョコ、ペパーミントベースのミルクアイスの上に、バタークッキーとホワイトチョコをトッピングしています。
なんといっても、チョコからアイスにいたるまで真っ白にしたのが意外。チョコミントの色彩を打ち破る穏やかな色使いには、大人の余裕を感じます。
もちろん、ホワイトチョコを使ったミントチョコ(あるいはチョコミント味のスイーツ)が皆無というわけではない。白いミントアイスだってめずらしくはありません。しかし、アイスで「チョコも白い、ミントも白い」は、なかなかレアではないかと思います。
チョコ度は薄め、ミントは強め
パクっと食べてみると、まず「おや、チョコの味が弱いかな」と感じます。
ただ、チョコそのものの風味が悪いわけではない。ホワイトチョコだからでしょう。ややミルキーな味わいが、チョコ感を薄めているわけです。コーンの内側にもパリパリのチョコがあるものの、そこまで量が多いわけでもない。結果的に、チョコの存在感はちょっと薄い。
では、ミント感はどうか。これが強い。白い見た目で油断するかもしれませんが、ペパーミントエキスがしっかり入っており、特に後味でよく感じられます。食べ進めていくうちに、口の中にミント分(?)が溜まっていく感じというか。
コーン部分のパリッとした食感もあって、軽やかな味にまとまっています。チョコミントというと、なかなかパンチのある、言い換えればクセのあるフレーバーである……そんなイメージがあるでしょう。しかし、この大人の白いチョコミントは、マイルドなテイストが特徴。それでもキリッとした後味は残す。アダルトな完成度です。
今回は家電担当・盛田さんにも試食してもらいました。
盛田さん「口に入れて、あれ、チョコミントなのコレ? と一瞬思ってしまった。この違和感はなんだろうと考えたけど、やっぱりホワイトチョコかしら。チョコの甘さとミントのインパクトが特徴のチョコミントとは一味ちがう。でもミントはかなり強め。個性的です」
いわゆる王道のチョコミントと少し異なりますが、「チョコは穏やか、ミントは鮮烈」という境地に果敢に踏み込んでいった印象です。チョコミント好きはもちろん、すっきりしたアイスを求めている人にもおすすめできるかと思います。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。髪型を坊主にしたため、プロフィール画像とまったく違う風貌になった。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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