クレームブリュレ風のアイスが復活
Crème brûlée(クレームブリュレ)、お好きですか。パリッとしたキャラメリゼを割ると、中からクリームがとろり。たまらないですよね。ちなみに、ク“リ”ームブリュレと呼ぶ人がいますけれど、正確にはフランス語読みのク“レ”ームブリュレだそうです。
今回はクレームブリュレ風のアイスクリームを食べます。オハヨー乳業の「BRULEE(ブリュレ)」は、322円というリッチな価格に関わらず、たいへん人気になった製品。
濃厚なクリームとほろ苦い焼き目が特徴のスイーツ「クレームブリュレ」をもとに開発されたアイスクリーム。特にキャラメリゼの焼き目にこだわって作られ、パパリパリとした食感とほろ苦さがたくみに表現されているとのこと。濃厚でなめらかなこだわりのミルクアイスクリームとの組み合わせが絶妙だそう。
今年4月に発売されたものの、大人気で供給が追い付かず、わずか10日で販売休止となったとか。10月3日からめでたく販売再開となりました。量販店やコンビニで販売されており、今回はセブン-イレブンで購入。惜しむらくは、販売は関東エリアのみ(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、新潟県)ということです。
さて、クレームブリュレの作り方をざっくりとおさらいします。オーブン料理に使う小さい円柱状のラメキン(英:Ramekin、仏:Ramequin)の容器に、卵黄、牛乳、砂糖、香料などで作ったカスタードソースを流し込んでオーブンで焼きます。カスタードが固まったら冷やし、その上に砂糖(カソナード)をふりかけて焦がします。
一方、オハヨー乳業のブリュレは、アイスクリームの上にキャラメリゼの層を乗せたものです。要するに、クレームブリュレそのものを再現したわけではないのですね。あくまでも、クレームブリュレ風のアイスです。
何よりもアイスのクオリティーが高い
さっそくですが、このアイスを食べようとしている人は、おおざっぱに言えば2種類に分かれると思います。「クレームブリュレに近いものを食べたい人」と、「おいしいアイスを食べたい人」です。
もし「家やオフィスでも、クレームブリュレそのものが食べたい」と考えているならば、オハヨー乳業のブリュレを食べても、ちょっとがっかりするかもしれません。
根本的にはキャラメリゼが乗ったアイスです。その点には注意してください。キャラメリゼもパリッパリの極みというわけではない。そして中にあるのはカスタードではなく、アイスクリームです。
ただ、おいしいアイスを食べたいというのならば、なかなかよろしいチョイスではないかと。キャラメル味のアイスクリームは少なくありませんが、表面にキャラメリゼの層を置いて、バリっとした食感を生み出しているのは、この製品ならではのオリジナリティー。
アイスクリーム自体のクオリティーも見逃せません。オハヨー乳業ならではのなめらかな口どけ、しっかりしたミルクのコクはやはり一味違う。内容量は104mlと決して大きくはないのですが、ちゃんと食べごたえがあります。ちなみに304kcal。
今回はクレームブリュレに詳しい(らしい)、アスキー編集部のグルメ担当・ナベコさんと、家電担当・盛田さんにも試食してもらいました。
ナベコさん「あっ、おいしいです。キャラメリゼのパリパリの再現度が気になっていたけど、むしろポイントはアイスクリームですね。ミルクのコクと口どけが、上品でまんぞく~。ちょっと高いかなと思っていたけれど、この完成度なら納得!」
盛田さん「Ce n'est pas une crème brûlée(これはクレームブリュレではない)。クレームブリュレそのものではないですね。カスタードじゃなくてアイスクリームだからしょうがないけど。アイスクリームとして考えるとおいしいです」
クレームブリュレそっくりではないですが、スーパーやコンビニなどで買えるちょっとぜいたくなデザートとして、かなりクオリティーが高いものだと思います。ぜひお試しください。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。髪型を坊主にしたため、プロフィール画像とまったく違う風貌になった。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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